FXレポート

トルコ政策金利発表に注目、ドル円は140円台の壁

前営業日サマリー-
 ドル円は、138.82円でオープン。東京市場では堅調な推移が目立ちドル円は139.60円付近まで上値を伸ばしました。ロンドン市場では、引き続き堅調な地合いが継続し、ドル円は139.97円まで上値を伸ばしましたが、140円の大台に触れることはなく押し戻されました。NY市場では引き続き上昇に転じましたが、再び140円手前で押し戻される展開が続き方向感に欠ける動きとなりました。その後も方向感なく上下する動きが続き139.66円で取引を終えました。

-トルコ政策金利発表に注目、ドル円は140円台の壁-
 本日のイベントは、豪失業者数、トルコ政策金利発表、南アフリカ政策金利発表、米新規失業保険申請件数、米中古住宅販売件数、米景気先行指数が予定されています。本日の注目材料はトルコ政策金利となります。前回は予想値が+12%の利上げ幅だったのに対し+6.5%の利上げ幅となりそのギャップから大きく下落し、一気に安値を更新していきました。今回も+3%の利上げ予想となっていますが、基本的に予想値とのブレが大きくその反動から、トルコリラ円が大きく変動することが考えられます。ここでさらに安値を更新する場合は、下落のスピードが一層速くなる可能性があるのでポジション管理の徹底とエントリーの際は細心の注意が必要になりそうです。
 一方で足元のドル円は、昨日で堅調さを取り戻しましたが、依然140円台で押し戻される展開が続いています。本日の米景気先行指数や米新規失業保険申請件数の発表でドルが動意づくことを期待したいですが、目先140円台の壁が大きく予想値と結果によほどの乖離がなければ、140円の突破は難しく同指標の結果が無風だった場合は再度押し戻される展開となるかもしれません。140円が意識されて押し戻されるのか、そのまま上昇に転じるのかドル円の動向を見極めつつ本日の取引に臨みたいところです。

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