FXレポート

RBA(豪中銀)政策金利、初動豪ドル安なら下げ幅大きい可能性

-前営業日サマリー-
 ドル円は134.37円でオープン。東京市場では、ゴトー日の仲値にかけて円が売られ134.76円まで上昇する場面がありましたがその後反落、134.40円辺りでレンジ相場となりました。ロンドン市場では、先週までの大幅安から自律反発の流れが優勢、ドル円は135.50円まで上昇しました。ニューヨーク市場では、ISM非製造業景況指数が予想(53.5)に反して前回(54.4)から改善(56.5)、ドル買い圧力が高まり136.83円まで上昇して取引を終えました。

-RBA(豪中銀)政策金利、初動豪ドル安なら下げ幅大きい可能性-
 本日のイベントは、豪RBA政策金利、英建築業PMI、米貿易収支、米中間選挙・上院ジョージア州決選投票が予定されています。特に注目すべきは、RBA政策金利です。
 RBA(豪中銀)政策金利の事前予想は、0.25%利上げ(2.85%→3.10%へ)との見方が大勢です。市場参加者の注目はRBA声明に集まると考えられます。11月会合では「今後一定期間、さらに金利を引き上げると予想」と示されました。市場が織込む将来のRBA政策金利は、来年夏にかけて3.5%程度まで、今回含めて3回の0.25%利上げを行うだろうと予想されています。11月声明と同様のフォワードガイダンス(将来の金融政策の見通しについての発信)しか行われない場合、材料出尽くし感から初動は豪ドル売りになるかもしれません。豪ドルの水準を確認すると、豪ドル/円は今年6月以降のレンジ相場下限水準、豪ドル/NZドルは約2年ぶり安値圏で推移しています。豪ドル売りに動意づく場合、ロスカットを巻き込みながら豪ドル大幅安となっても不思議ではない水準と考えられます。本日12時半に発表されるRBA政策金利・声明では、豪ドルの安値更新シナリオも想定しながら、本日は取引に挑みたいです。

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