FXレポート

翌日米雇用統計を控えるなか、本日の米ISM製造業景況指数の見通し

-前営業日サマリー-
 ドル円は138.77円でオープン。東京市場では、月末のドル売りのリバランス観測から上値の重い展開となり、一時138.27円まで下値を広げました。ロンドン市場では、米10年債利回りが6月29日以来の水準3.16%台まで上昇幅を拡大したことを支えに、一時138.89円まで上昇しました。NY市場では、ADP雇用統計の結果が予想を下回るも、週末に米雇用統計が控えていることもあり下値は限定的で、その後は米10年債利回りの上昇により上値を広げ、138.94円で取引を終えました。

-翌日米雇用統計を控えるなか、本日の米ISM製造業景況指数の見通し-
 本日のイベントは、中国財新製造業PMI、独小売売上高、スイス消費者物価指数、米新規失業保険申請件数、米ISM製造業景況指数が予定されています。
 ジャクソンホール会議での講演でFRBのパウエル議長は、長期にわたり金融引き締め策が必要になると強調しました。また利上げの過程で、経済を弱くする可能性はあるものの高インフレの制御に失敗すればさらに状況が悪化すると、インフレ対処政策への方針を示しました。こうした中、次会合はFedWatchによると、0.75%利上げと0.5%利上げかで割れており、現時点では0.75%予想が優勢となっています。ただデータ次第としていることから今後の指標にも注視したいです。
 明日には米雇用統計が控えていますが、その前に本日の米ISM製造業景況指数は注目となります。市場のコンセンサスは52.0と前回の52.8より低下する見通しとなっています。雇用統計が翌日に控えていることから予想を大きく下回る、もしくは大きく上回らなければ値動きは限定的になる可能性を想定しておきたいです。もしサプライズの結果が出た場合には突発的な値動きとなる可能性もあるため、指標結果を注視しながら取引に挑みたいです。

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