FXレポート

リスクオン相場も突発的な動きに注意

-前日サマリー-
 東京市場のドル円はジリ安。前日のNY市場で株高、米長期金利の上昇とリスクオン相場となったものの、東京市場では一転して落ち着いたマーケットとなりましたが、米長期金利が低下してきたタイミングでドル円は113.36円付近まで小幅に値を下げました。もっとも、欧米市場では米ファイザー社ワクチンの3回目接種でオミクロン株が中和されるとの報道をきっかけに一気にリスクオン相場に。マイナス圏を推移していたダウ先物は3桁高まで買われ、米長期金利も1.42%から1.52%まで急騰するとドル円は一時113.954円まで上昇し113.689円で取引を終えました。

-リスクオン相場も突発的な動きに注意-
 本日のイベントは中消費者物価指数、米新規失業保険申請件数が予定されています。前日の欧米市場でのリスクオン相場が本日も継続するか注目です。ベンチマークとしてみたいのは米長期金利です。直近の為替動向をみると、米長期金利との連動性が高くマーケットも素直に反応している局面が多いため上昇局面では円安、下降局面では円高といった順張りを意識した取引をしたいです。一方で、懸念材料としてはウクライナ問題や北京オリンピックへの外交的ボイコットによる影響です。ロシアや中国はそれぞれ目立った動きはなくリスクオフに振れることなく経過していますが、強硬的な姿勢を示した場合には現在のリスクオンの反動から大きくリスクオフに傾く可能性があるため、ポジションの傾け過ぎには注意しておきたいです。

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