FXレポート

ドル円さらなる高値更新なるか?

-前週サマリー-
 東京市場でのドル円は113.69円でのスタート。序盤からドル買いが先行し、10時時点では、13日の高値113.80円を上抜けて2018年11月以来の高値となる113.93円まで上げ幅を広げました。また、株式市場では日経平均株価が400円超、時間外のダウ先物が120ドル超上昇したことを支えに一時113.95円とさらに高値を更新し、14時台には114円台に到達、その後も上昇を続け114.16円まで上値を伸ばしました。ロンドン時間に入り、ドル円は底堅く推移、道中で調整の売りが入り114円を割り込む場面もありましたが、すぐに114円台を回復し底堅さを維持しました。その後米10年債利回りが1.553%前後まで戻すとドル強含みもある中、21時半に発表された米小売売上高が予想を大きく上回り、ドル買いにさらなる拍車をかけたことで114.46円をつけ、2018年10月以来約3年ぶりの高値を更新しました。ニューヨーク市場に入るとドル円は失速、23時に発表された10月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値の結果が予想より悪かったことを受け、ドル売りの流れとなり114円割れを起こす場面もありました。しかしながら113.99円が頑丈なサポートとして機能したことで反発し114.33円まで値をもどし、その後ももみ合いながら堅調な推移を続け、114.251円で取引を終えました。

-ドル円さらなる高値更新なるか?-
 本日のイベントは、NZ)7-9月期四半期消費者物価、中)7-9月期四半期国内総生産、米)9月鉱工業生産(前月比)、米)10月NAHB住宅市場指数が予定されています。重要指標が東京時間に集中しておりかつ、米国の材料が少ない日でもあるためテクニカルを中心に動くことが考えられます。為替全体としては、イギリスポンド円が瞬間高値で157.42円と2016年6月のBREXIT以来の水準に到達、新興国通貨のメキシコペソ円が5.62円と今年6月以来の水準に到達、そしてドル円が3年ぶりに114円を超え、各ジャンルのクロス円通貨で高値更新が目立ち引き続き円安の地合いであることがうかがえます。また、ドル円は114.55円が過去に114.46円をつけた時の同日(2018年10月4日)高値となっており、目先114.55円そこを抜けた場合114.73円(17年1月6日の高値)が抵抗として意識されることが考えられます。

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