FXレポート

新総理の行方は

-前日サマリー-
 東京市場のドル円は仲値にかけてドル買いが強まったほか、時間外の米長期金利が上昇したこともドル買い圧力を高め111.20円付近まで上昇しました。欧州市場に入っても米長期金利が一時1.5652%と6月以来の高水準まで上昇したことでドル買いが進み111.63円の高値を付けました。NY市場では米消費者信頼感指数が109.3と予想の114.5を下回ったほか、6月以来となる高値とあって利益確定の売りに押され一時111.23円まで下押したものの、米長期金利の堅調な推移を受け買い戻しが優勢になると再び111.62円まで反発し111.51円で取引を終えました。

-新総理の行方は-
本日のイベントは、日自民党総裁選、米中古住宅販売保留、米週間原油在庫、ECB中央銀行フォーラムと注目度の高いイベントが予定されています。自民党総裁選は13時から始まり決選投票までもつれ込む見通しとなっています。決選投票は15時40分頃になっており、日経平均への影響は明日に持ち越され一喜一憂する展開が想定されそうです。現状、どの候補が総裁に就くか不透明のため、トレード視点からすると結果が判明してから方向感を見定めて取引にのぞみたいです。一方で、ECB中央銀行フォーラムでは主要国の中央銀行総裁の発言が予定されています。コロナ禍の景気回復期で利上げ時期などが注目されています。総裁の発言で早期利上げが意識された場合、その国の通貨買いの流れになるとみられ、特に米英の総裁発言をきっかけにドル買いポンド買いに振れるか注目したいポイントです。

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