FXレポート

神経質な展開が続くか

-前日サマリー-
 週明けのドル円は上値の重い展開になりました。続伸スタートだった日経平均がマイナスに転じたことをきっかけにクロス円全般で円買いが優勢となりドル円は109.42円から109.20円付近まで下落しました。その後、欧米市場では新規取引材料が乏しいなかもみ合う展開となり安値の109.13円を付け109.22円付近で取引を終えました。

-神経質な展開が続くか-
 本日のイベントは本邦四半期実質国内総生産(GDP、速報値)、豪金融政策会合議事要旨公表、英失業率、米住宅着工件数が予定されています。本邦GDPは速報値となっており予想が-1.2%となっています。通常、本邦GDPの為替への影響は限定的になることが多いですが、長引くコロナ休業などによりマイナス予想から大幅に下回って悪化した場合には一時的に円買いが優勢になるとみてます。また、米経済指標の住宅着工件数にも注目しています。先週の米消費者物価指数で前年同月比4.2%上昇となりインフレ懸念が強く出てきたからです。前回のFOMCでは利上げや金融緩和縮小は時期尚早とし見送られた経緯がありますが、物価の上昇率がFRBが想定しているよりも高く推移しているのとの見方も広がっています。今夜の住宅着工件数など景気先行指数が上向く場合、早期の利上げや金融緩和縮小が意識されドル高が進む可能性がありそうです。

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