複数材料も米新規失業保険申請件数に注目
【本日のトレードポイント】
本日は取引材料に事欠かない一日になりそうです。東京市場では黒田日銀総裁の発言、豪RBA四半期金融政策報告。ロンドンタイムでは英GDP、英製造業生産、ECB理事会議事要旨公表。NYタイムでは加失業率、米新規失業保険申請件数、ミシガン大消費者信頼感指数（速報値）がそれぞれ予定されています。なかでも前回前々回で約1000万件にも達した米新規失業保険申請件数は注目が集まります。新型コロナウイルス流行による深刻な経済的影響から失業者数が増えており、今回の予想もロイター通信の予想中央値は525万件になっています。また、最大値に注目すると929万件となっているほか、JPモルガンは700万件と各社で予想値がばらついています。そのため、今回も予想から大きく乖離する結果になる可能性が考えられ、値動きの荒い展開に注意したいです。また、そのあとに発表されるミシガン大消費者信頼感指数も75と前回の89.1から大きく下振れ予想がでているため、ネガティブな影響からダウンサイドリスクの意識を高めておきたいです。
