FXレポート

中東情勢や米利下げ観測が懸念材料か

東京市場
 東京市場ではドル円が一時下落も下げ渋る。前日のFOMCのやパウエルFRB議長の発言を受けて、米国の早期利下げ観測強まった流れを引き継ぎ、ドル円は一時1月4日以来の安値107.47円付近まで下落しました。しかしその後、黒田日銀総裁が会見で「物価上昇の勢いが損なわれれば追加緩和を検討する」と発言したことを受けて、ドル円は107.70円付近までやや値を戻す展開となりました。なお、午前中に行われた日銀政策決定会合では、金融政策の現状維持が示されたことから反応は限定的でした。

ロンドン市場
 ロンドン市場ではトルコリラ円が一時急落。トルコのエルドアン大統領が日本時間21時頃に突如「高金利政策に反対」、「金利が高いとインフレ率は下がらない」などと発言したことから、トルコリラ円は瞬間的に18.22円付近まで急落しました。欧州序盤からトルコリラ買いが進んでいたことから、パニック的な売りが市場に出たようです。しかし、その後は値を戻し18.60円付近での推移となりました。

NY市場
 NY市場ではドル円が下落。米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が結果0.3ポイント(事前予想11.0)と予想を大幅に下回ったことや米10年債金利が低下したことを受けて、ドル円はNY市場序盤からやや売り優勢でスタートしました。その後イランの米無人偵察機撃墜についてトランプ大統領が懸念を表明したことからリスク回避を強まり、ドル円は約5ヶ月半ぶりの安値107.21円まで一時下落しました。なお、ダウ平均は年初来高値を更新したほか、S&P500指数も史上最高値を更新したものの、ドル円相場への反応は限定的となりました。

 【今日の主な経済指標】
08:30 JPY 全国消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 5月
08:30 JPY 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)[前年同月比] 5月
08:30 JPY 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)[前年同月比] 5月
16:15 FRF 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
16:15 FRF サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
16:30 DEM 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
16:30 DEM サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
17:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
17:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
17:30 HKD 消費者物価指数(CPI)[前年比] 5月
21:30 CAD 小売売上高[前月比] 4月
21:30 CAD 小売売上高(除自動車)[前月比] 4月
22:45 USD 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
22:45 USD サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
22:45 USD 総合購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
23:00 USD 中古住宅販売件数[年率換算件数] 5月
23:00 USD 中古住宅販売件数[前月比] 5月
         SEK 休場

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-今日のトレードポイント-
 本日は仏・独・ユーロ圏の製造業・サービス業PMI(速報値)や5月米中古住宅販売件数に注目が集まります。ユーロ圏の景気減速はマーケットで懸念されており、結果に対する下値警戒感が強そうです。仮に予想を上回る結果となった場合は、一定の安心感からユーロを買い戻す展開が予想されます。米中古住宅販売件数は3月・4月と連続で低下しており、低下傾向が続くようであれば米早期利下げ観測が強まりそうです。
 7月開催のFOMCでの利下げ観測が強まる中で、イラン情勢の悪化など足元ではマーケットへの懸念材料が増えています。トランプ大統領がイランに対して警告をしていることから、リスクオンの流れにはなりづらい展開が続きそうです。引き続き関連ヘッドラインやトランプ大統領のツイート内容に注意したいです。

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