スーパーサースデー来る
東京市場
東京市場ではNZドル円が急落。序盤にNZ就業者数が発表され、結果が市場コンセンサスより悪いことが報じられると、74.40円から73.83円まで急落。その後も上値重たくヨコヨコで推移しました。
ロンドン市場
ロンドン市場ではユーロ円が軟調。東京市場時間はやや堅調に推移していたユーロ円ですが、欧州勢参入をきっかけに短期の下降トレンドを形成。NY市場時間まで下降の一途を辿りました。
ＮＹ市場
ＮＹ市場ではドル円が急騰。FOMC政策金利ならびに声明発表、合わせて行われたパウエルFRB議長の記者会見でドル円は111.03円から111.61円まで急騰。政策金利は市場コンセンサス通りの据え置きであったが、記者会見の内容を予想よりもタカ派とマーケットが受け取ったことが大きな要因でした。
【今日の主な経済指標】
7:45 NZD 住宅建設許可件数[前月比] 3月
15:00 DEM 小売売上高指数[前月比] 3月
15:00 DEM 小売売上高指数[前年同月比] 3月
15:30 CHF 実質小売売上高[前年同月比] 3月
16:00 TRL 製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ） 4月
16:30 CHF ＳＶＭＥ購買部協会景気指数 4月
16:50 FRF 製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値） 4月
16:55 DEM 製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値） 4月
17:00 EUR 製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値） 4月
17:30 GBP 建設業購買担当者景気指数（ＰＭＩ） 4月
17:30 HKD 四半期域内総生産（ＧＤＰ）[前期比] 1-3月期
17:30 HKD 四半期域内総生産（ＧＤＰ）[前年比] 1-3月期
20:00 GBP イングランド銀行（ＢＯＥ、英中央銀行）金利発表
20:00 GBP 英中銀資産買取プログラム規模
20:00 GBP 英中銀金融政策委員会（ＭＰＣ）議事要旨
20:00 GBP 英中銀イングランド銀行、四半期ごとの物価報告（インフレリポート）
20:30 GBP カーニー英中銀（ＢＯＥ）総裁、発言
20:30 USD チャレンジャー人員削減数[前年比] 4月
21:30 USD 四半期非農業部門労働生産性・速報値[前期比] 1-3月期
21:30 USD 四半期単位労働コスト・速報値[前期比年率] 1-3月期
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
21:30 USD 失業保険継続受給者数 前週分
23:00 USD 製造業新規受注[前月比] 3月
JPY 休場
RUB 休場
CNY 休場
売買比率についてはこちら
-今日のトレードポイント-
昨日はFOMC政策金利・声明文の発表ならびにパウエルFRB議長の定例記者会見が行われました。結果はというと、政策金利は市場コンセンサス通りの2.25-2.50%据え置き、今回注目されていたIOER(超過準備預金金利)もコンセンサス通りの5bp(0.05%)の引き下げでした。一旦は声明文内でインフレに関して下方修正されていることからドル売りが先行。しかし、その後のパウエル議長会見で、「インフレ低下については一時的な要因によるもの」として一転ドル買いが加速しました。
本日はBOE政策金利発表、四半期インフレレポート公表、カーニーBOE総裁会見が重なる"スーパーサースデー"です。政策金利はコンセンサス通りの据え置きとなる公算が高いですが、四半期インフレレポートの中身は成長率について下方修正した前回レポートからどう変化したのか注目が集まります。イギリスに関しては、どちらかと言えばブレグジットやメイ政権の動向に市場の注目が集まっています。そのため、大きなサプライズが出ない限りは為替への大きな影響はないと予想されます。
