FXレポート

日米通商協議を控え動意欠く

東京市場
 週明けの東京市場のドル円は新規の取引材料がなかったほか、日米通商協議を積極的な売買が手控えられたことで111.30円付近を小動きしました。

ロンドン市場
 欧州勢参入後は米長期金利の上昇を背景にユーロドルが1.1563ドルから1.1530ドルまでドル高が進み、ドル円にも波及し111.21円から一時111.52円まで上昇しました。

NY市場
 NY市場では米長期金利が低下したことでドル買いから売り戻す展開となりユーロドルは1.1570ドルまで反発しドル円も111.33円まで軟化し前日比では0.390円安い、111.270円まで持ち直して取引を終えました。

≪2018年8月6日クローズ時点≫
ドル・円:「ブル」   売り35% 買い65%
ユーロ・円:「ベア」   売り52% 買い48%
英ポンド・円:「ブル」 売り24% 買い76%
豪ドル・円:「ブル」  売り15% 買い85%
NZドル・円:「ブル」  売り9% 買い91%
ユーロ・ドル:「ベア」 売り52% 買い48%

【今日の主な経済指標】
08:01 GBP 英小売連合(BRC)小売売上高調査[前年同月比] 7月
08:30 JPY 全世帯家計調査・消費支出[前年同月比] 6月
08:50 JPY 外貨準備高 7月
09:00 JPY 毎月勤労統計調査-現金給与総額[前年同月比] 6月
13:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
14:00 JPY 景気先行指数(CI)・速報値 6月
14:00 JPY 景気一致指数(CI)・速報値 6月
15:00 DEM 貿易収支 6月
15:00 DEM 経常収支 6月
15:00 DEM 鉱工業生産[前月比] 6月
15:45 FRF 貿易収支 6月
15:45 FRF 経常収支 6月
23:00 CAD Ivey購買部協会指数 7月
04:00 USD 消費者信用残高[前月比] 6月

-今日のトレードポイント-
 日米通商協議を控え動意の欠く展開になっています。米国は自動車輸入に関税を課すための調査を実施しており、調査結果を元に関税を強化してくるものとみられます。一方で西村康稔官房副長官は9日の会合で自動車関税を回避するよう議論していく方針を示しており、会合では初日からせめぎ合いが続くもの思われます。ドル円から見るとネガティブなイベントになる可能性が高くダウンサイドリスクが強まりそうです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円  110.50-112.50
ユーロ・円 128.00-129.80
ポンド・円 143.00-145.50

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