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南アフリカ共和国はアフリカ大陸最南端に位置する共和制国家でイギリス連邦加盟国の一つです。アフリカ最大の経済大国で、アフリカ大陸の中で唯一のG20参加国です。アフリカ民族会議(ANC)のシリル・ラマポーザ大統領が2019年に再選を果たし、現在2期目の政権となっています。ANCと言うと、1994年当時のネルソン・マンデラ元大統領がアパルトヘイトを撤廃に追い込み、以来25年以上も政権の座を守り続けています。南アフリカではアパルトヘイト撤廃後の民主政権発足により、群を抜いたアフリカの経済大国へと発展を遂げました。 南アフリカは資源大国して知られており、金やダイヤモンド、プラチナといった鉱物資源が豊富です。特に金は重要な輸出品の1つで、かつては産出量が世界一を誇りました。こうしたことから通貨「ランド」はメキシコペソと同様に資源国通貨に位置づけられています。貿易では中国や米国、ドイツが主要相手国となっています。南アフリカは中国との結びつきが強く、一帯一路構想の連携をアピールするなど友好関係を築いています。
近年の南アフリカ経済は国有企業の経営危機に伴う財政悪化などが影響し、やや停滞気味でした。2020年3月には新型コロナウイルスの感染者数の増加を受けて、南アフリカ全土でロックダウン(都市封鎖)が開始され経済は急激に悪化しました。SARB(南アフリカ準備銀行)は同年7月にかけて政策金利を3.50%まで引き下げることで景気の下支えを行いました。なおもコロナショック以前の水準を回復するには至らないものの、世界経済の回復も追い風に景気は着実に持ち直しています。
南アフリカランドは政策金利の高さが魅力で、トルコリラやメキシコペソと並び、国内の多くの個人投資家に取引されている通貨です。SARB(南アフリカ準備銀行)が決定する政策金利はコロナショックを受けた利下げにより3.50%(2021年7月現在)となっています。一時の水準よりは低下していますが、南アフリカランド/円を保有することで得られるスワップポイント(金利差)は他の通貨と比較して依然高くなっています。SARB(南アフリカ準備銀行)は直近の政策声明にて金利の次の動きは引き上げであるとの姿勢を示しています。インフレ加速に対する警戒感が高まっている局面であることから、今後の利上げも十分に考えられます。また、南アランド相場は南アフリカが資源国であることから金価格と相関性が見られるといった特徴があります。金相場が上昇する場面では南アフリカランドも上昇する傾向があります。もう一つの魅力は南アフリカランドの価格の低さです。足元の南アランド/円相場は6.5円~8.0円付近で推移しており、他の高金利通貨と比べても少ない資金で取引ができます。みんなのFXでは1,000通貨から取引が可能で、約300円(7.5円換算)の証拠金を預けることで取引を始められます。
一方、南アフリカランドを取引する上でリスクがあることも意識したいです。インターバンク市場の流動性が低いことから、価格の暴落や値幅が拡大することで価格の提示が一時的にできない事態に陥る可能性があります。コロナショック以前からインフラ不足や失業率の高さといった国内経済の構造的な問題が顕在化しています。経済成長率もここ数年はゼロに近い数字で、今後のコロナ回復期においても軟調な回復が予想されています。これらのことから、既にジャンク級としている南アフリカの格付けを信用格付会社が更に引き下げるとの懸念が強まっています。また、今後も資源需要等の外需が南アフリカの景気を支えると期待されている反面、対外的な影響も考慮しなければなりません。特に米国の経済動向及び金融政策がポイントとなります。今後、米国の景気回復に伴って金融緩和政策縮小の進展が示された場合、南アフリカランドを圧迫する局面も想定されます。取引するにあたっては商品相場や経済指標に注意しながら適切なリスク管理を心掛けたいです。
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2020年の南アフリカ経済は新型コロナウイルスの感染拡大により、100年で最大の経済縮小となりました。南アフリカランド/円も5.5円付近まで一時下値を広げましたが、その後は景気持ち直しに伴い堅調に推移しています。2021年6月には世界的な景気回復による資源価格の上昇等が追い風となり、8円台まで上昇しました。これにより2019年2月以来、2年超ぶりの高値更新となっています。
国内経済の問題や新型コロナウイルス変異株の感染再拡大といった懸念はありますが、世界的な景気回復が資源国である南アフリカにとって好材料となっています。主力産品の資源価格上昇や輸出増化は引き続き南アフリカランド/円を下支えすると予想します。また、米国の金融緩和政策の維持により、利回りを求める海外資金の流入も期待されています。このことから、南アフリカランドをはじめとする高金利通貨が好感されていますが、今後米国において金融緩和政策の縮小やテーパリング議論に進展が見られれば大きな圧力となりそうです。高値圏であるだけに売り圧力に注視しながら、政策金利の高さでスワップポイントの獲得を上手く狙っていきましょう。
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※スプレッド原則固定 AM8:00~翌日AM5:00(例外あり)
南アフリカは国内経済や新型コロナウイルスの影響への懸念がありますが、政策金利が3.50%(2021年7月時点)を超えている南アランド/円のスワップポイントは魅力的です。長期投資を念頭に置いたスワップ投資戦略はスワップポイントだけでなく、アフリカが持つ無限の成長の可能性に注目し投資することでもあります。アフリカの市場成長性を見据えて、主要国企業が引き続きアフリカ投資に積極的であることは南アフリカ経済の追い風になりそうです。長期保有を前提に運用することで短期的な値動きに右往左往することもありません。みんなのFXでは「スワップシミュレーション」を提供しており、1か月~35年の期間でスワップ収益を簡単に計算することができます。皆さんも、みんなのFXで南アフリカの魅力に触れてみてはいかがでしょうか。
(2021年7月時点 トレイダーズ証券 市場部)
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トレイダーズ証券市場部為替ディーラー
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