チェココルナ/円(CZKJPY)のチャート、相場の状況と今後の見通し

チェココルナ/円のリアルタイム為替レート

チェコ共和国とは

チェコ共和国の概要

チェコ共和国(Czechia)は、東ヨーロッパ中央部に位置する内陸国で、ドイツと国境を接しています。EU(欧州連合)加盟国でありながら、独自通貨チェココルナ(Czech Koruna・CZK)を法定通貨に採用しています。国土面積はわずか日本の5分の1と、北海道より一回り小さい国ですが、石炭などの鉱物資源に恵まれているほか、重化学工業が発達し、機械、自動車関連の工業が盛んで、ヨーロッパ屈指の工業国としても知られています。日本企業も多く進出しており、自動車部品の輸出の多くはドイツ向けです。英ガーディアン紙に「ヨーロッパで最も繁栄している経済の 1 つ」とも評され、今後の経済発展が期待されています。

一方でチェコ共和国は一人当たりの年間ビール消費量が世界一で知られ、「バドワイザー」発祥の地です。世界遺産の宝庫としても有名で、ヨーロッパで最も古い都市である首都プラハにある“プラハ歴史地区”は1000年以上の歴史を持つ世界遺産で、「ヨーロッパの魔法の都」と称されています。

チェコ共和国と日本の関係

チェコ共和国(旧・チェコスロヴァキア共和国)と日本の正式な外交関係は、 1920年1月12日に成立、翌年10月17日に首都プラハにて日本公使館が開設されました。そこから両国の関係は商業分野を中心に発展を遂げてきました。

1968年、大手総合商社の三井物産がチェコ共和国の首都プラハで営業を開始したことを始め、1996年にはパナソニック(旧・松下電器産業)がテレビ工場を、翌年には東レがポリエステル繊維工場を同国内に設立するなど、数々の日本企業がチェコ共和国へと事業を展開しました。2020年にはチェコ共和国と日本との交流は100周年を迎え、両国のつながりには感慨深いものがあります。

チェココルナ/円の魅力

チェコは金利が高く、スワップポイントが狙いやすい

チェコ中央銀行(CNB)はインフレ対策として2022年6月までに9会合連続で利上げを実施し、政策金利を1999年以来の高水準となる7.00%としました。8月の会合から政策金利を据置いていますが、インフレ見通しについては「インフレ率は年間で16.5%の上昇(前回予測は13.1%上昇)予想」とし、短期的なインフレ加速の懸念を示しました。また、金融政策の見通しについては「次回会合で据置きか利上げを決定する」との見解を示し、データ次第では追加利上げを実施する姿勢を示しました。日銀が大規模な金融緩和政策を継続することで、日本とチェコの金利差は大きく開いており、チェココルナ/円を買って受け取ることができるスワップポイントは魅力的と言えるでしょう。

チェコと日本の政策金利推移

チェココルナ/円(CZK/JPY)の価格推移

2020年初旬、新型コロナウイルスの感染が世界各国に広まったことでリスクオフとなり、チェココルナ/円は下値を広げました。しかし、各国中銀が大規模な金融緩和策を打ち出したことで、その後は徐々に下値を切り上げる展開となり、9月には一時6円ちょうどに迫りました。日銀が大規模な金融緩和を続ける一方、チェコ中銀は2021年から利上げを開始しています。現状、金融政策の方向性の違いは明らかで、金利差の観点からチェココルナ/円が上昇しやすい地合いであると言えます。

また、チェココルナとユーロの相関性が高い点も注目したいです。一般的に高金利通貨は荒い値動きとなる傾向がありますが、チェココルナは3大通貨の1つ「ユーロ」と相関性が高いため、他の高金利通貨とは性質が違うと言えるでしょう。世界的なインフレ加速が叫ばれる中、今後チェコ中銀が追加利上げに踏み切る可能性もあり、チェココルナ/円の動向から目が離せません。

チェココルナ円とユーロ円の相関

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国内でチェココルナ/円を取り扱うFX業者は数少なく、その中の1つが「みんなのFX」です。2022年9月時点でチェココルナ/円は1コルナ=5.60円程度なので、チェココルナ/円の取引に必要な証拠金は1Lotあたり約2,200円程度と、ドル円などその他通貨と比べて取引に必要な資金が少なくて済みます。もちろん他の通貨ペア同様に1,000通貨から取引ができます。短期の為替差益を狙った取引も可能ですが、スワップポイントが高いため、時間を味方につけながらチェココルナを長期保有といった戦略を取ることができます。

また、他国の国債格付けと比較すると、チェコ共和国は南アフリカ・トルコ・メキシコなどの新興国や、日本・中国より高くなっています。格付けが高いほどデフォルト(債務不履行)の可能性が低くなるため、チェコ共和国は他国と比べても信用リスクが低く、投資対象として魅力があると言えます。

※必要証拠金=為替レート×取引数量÷25(レバレッジ25倍)です。
※必要証拠金は取引に最低限必要な金額です。証拠金維持率が100%以下となった場合ロスカットが執行されますので、余裕をもった資金管理をお願いいたします。
※スワップポイントは金利市場によって変動するため、将来の金額を保証するものではありません。

(2022年10月時点 トレイダーズ証券 市場部)

スワップポイントに関する注意事項

※掲載のスワップポイントは、FX口座において買ポジションを保有し翌営業日まで持ち越した場合に付与されます。

※0.1Lot単位の場合は1Lotあたりのスワップポイントの10分の1の金額となります。
なお、1円未満のスワップポイントは、受取り支払いともに日々積み立てられますが、取引画面の累計スワップおよびスワップポイントの決済時(ポジションの決済またはスワップ受取)においては、受取りの場合は小数点以下を切捨て、支払いの場合は切上げて反映されます。

※スワップポイントは、各国の景気や政策などの様々な要因による金利情勢を反映した市場金利の変化に応じて日々変化します。

※各国の金利水準によってスワップポイントの受取又は支払いの金額が変動することや、場合によっては受け払いの方向が逆転する可能性があります。また、これに伴い追加の資金が必要になることや、ロスカット値が近くなること、場合によってはロスカット取引が行われる可能性があります。

※本ページの内容は掲載日時点の情報であり、将来およびお取引に際して掲載の数値や金額等を保証するものではありません。

スプレッドに関する注意事項

※掲載のスプレッドは、FX口座において、AM8:00~翌日AM5:00まで原則固定となります。(例外あり)

※お客様の約定結果による実質的なスプレッドが当社が広告で表示している「みんなのFX」のスプレッドと必ずしも合致しない場合もございます。お取引に際して、当社が広告で表示しているスプレッドを保証するものではありません。

【原則固定例外あり】

・震災などの天変地異や政変、また大企業の倒産等、市場に大きな影響を与える事象発生時に相場が急変した場合。

・重要な経済指標の結果発表時に相場が急変した場合。

・国内外の金融市場休場日や当社の営業休日明けのマーケットオープン時、マーケットクローズ間際など市場の流動性が低下している場合。

トレイダーズ証券市場部為替ディーラー

日々、海外のニュースやチャートをチェックし、インターバンク市場にて外国為替の取引をしている、トレイダーズ証券 市場部所属の為替ディーラーが、この記事を執筆しました。
記事の執筆のほかにも平日は毎日FXレポートの配信やTwitterでリアルタイムに相場の「今」を呟いています。
さらにみんなのFXの公式YouTubeチャンネルでは FX初心者の方から中上級者の方まで、取引の役に立つ様々な情報を配信しています。

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