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「FXはロスカットがあるから怖い」という意見を耳にしますが、実は大きな誤解です。むしろロスカットは、想定以上に資金を減らさないための“安全装置”だと言えるでしょう。
FXでポジションを建てて為替差損(評価損)が発生すると、その分だけ口座の純資産(口座残高+約定評価損益)が減ります。そして、さらに為替差損が拡大して純資産額が必要証拠金を割り込む状況まで追い込まれると、ポジションが自動的に決済されるようになっています。
これがロスカットと呼ばれるもので、言わば強制的な取引終了です。こうした措置が取られることで、証拠金以上に損失が膨らんで負債になってしまうリスクは回避されます。
株式の信用取引でもレバレッジを利かせられますが、FXのような強制終了システムが用いられていない場合もあります。その結果、所定の証拠金維持率を割り込む度に追証(追加の証拠金)を収めて粘ってしまう投資家も多いのが実情です。
自分の予想とは逆方向に相場が動いた場合、その流れがそう容易くは変わらないケースが少なくありません。つまり、むやみに粘っていると損失がどんどん増えていくというパターンを辿りやすいわけです。
そういったことを踏まえても、ロスカットがあるほうが安心して取引できると言えそうです。現時点で建てているポジションにおいて、どれだけの為替差損が出たらロスカットになるのかを把握し、むやみに大きなポジションを建てないように心がけましょう。
証拠金がどれだけ減ったら、ロスカットが執行されるようになっているのか?それは、口座に残っている資金が所定の証拠金維持率まで低下した場合です。
証拠金維持率とは、「純資産÷必要証拠金×100」という式で算出された数値です。必要証拠金とは、建てたポジションを維持するために最低限必要となる金額のことを指します。
そして、ロスカットが発動される「所定の証拠金維持率」はFX会社によって異なります。「みんなのFX」の場合は、証拠金維持率が100%以下になった時点ですべてのポジションが自動的に決済されます。
つまり、相場の動向とともに証拠金維持率の推移に注意を払っていれば、ロスカットの可能性が高まってきたことは事前に察知できるわけです。複数のポジションを建てて個々の状況把握が容易ではない場面では、特に証拠金維持率を注視したほうがいいでしょう。
証拠金維持率が警戒ゾーンに達した場合にロスカットを免れるには、①口座に追加の資金を入れる、②ポジションの一部を決済するという二つの手が考えられます。どちらも、それに伴って証拠金維持率が回復します。
しかし、先に述べたようにいったん生じた相場のトレンドはしばらく継続しやすく、追加資金を入れて粘ってもなかなか流れが反転せず、再びロスカットの可能性が高まるというパターンもありがちです。したがって、①の策は軽率に選ばない方が無難かもしれません。
追加資金を入れて粘るよりも、最初から簡単にはロスカットに陥らないようにポジションを管理していくことが大切です。口座に預けている資金で建てられる目一杯のポジションを建てるのではなく、もっと動かす資金を控えめにして実効レバレッジを低くするのです。
実効レバレッジとは、「取引額(為替レート×保有ポジションの数量)÷有効証拠金額」という式で算出される数値で、実際の運用レバレッジを示しています。一般的には、これを3倍程度に抑えるかたちでポジションを建てていれば、そう容易くロスカットに陥ることはないと言われています。
「みんなのFX」では、実効レバレッジを把握するための参考ツールを用意しています。 「実効レバレッジシミュレーション」と呼ばれているものです。
また、ロスカットが自動的に執行される手前の水準で、自分の予想が外れていることを潔く認めて、早期にポジションを解消するのも一つの手でしょう。ポジションを建てる際に、併せてストップロス(損切り)の注文もあらかじめ入れておくのです。
ストップロスとは、これ以上の損失拡大は許容できないという水準で入れておく注文のことです。それが執行されれば損失は確定するものの、想定外の深傷を負わずにすみます。
たとえば、1米ドル=100円の時点で米ドル買いのポジションを10万米ドル分建てたとしましょう。最大レバレッジ(25倍)に対する必要証拠金は40万円となります。
そして、口座には50万円の資金が入っていたと仮定します。その後、相場が米ドルに対して円高方向に動いて1米ドル=99円50銭になると、5万円の為替差損が発生し、その分だけ純資産額が減少します。
さらに円高が進み、為替差損が10万円近くまでになってしまうと純資産額は40万円ほどに減り、必要証拠金と同額になります。つまり、自動的にロスカットが執行されるのです。
もしも、ロスカットが執行される水準よりも手前でストップロスを行うという注文をあらかじめ入れておけば、損失はもっと少額に抑えられました。円高の流れが止まらなかった場合のリスクを回避できたわけです。
もちろん、ストップロスの注文が成立した直後に相場の流れが反転するケースも出てくるでしょう。その場合には、再び買いのポジションを建てればよいため、目の前の流れに逆らい続けて辛抱するよりも堅実な手でしょう。
「みんなのFX」では「証拠金シミュレーション」いうツールを用意しています。これを用いれば、自分が建てようとしているポジションのロスカットラインを把握できます。
リスク管理(コントロール)などといった大仰な表現を用いると、何やら高等なテクニックや判断能力が必要であるかのようなイメージを抱きやすいでしょう。しかし、ここまで説明してきたように、リスク管理はまったく難しいことではありません。
ロスカットの仕組みを知ったうえで証拠金維持率の推移をチェックし、実効レバレッジが過度に高くならないように、あまり大きなポジションを建てなければいいのです。そして、ロスカットよりももっと手前でストップロスのオーダーを入れておけば、少なくとも致命的な損失が発生することはないでしょう。
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