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AI投資への警戒で円買い、米物価高と企業決算に注目

-前営業日サマリー-
ドル円は156.76円でオープン。東京市場では、昨夜のNASDAQが大幅安となり、継続してリスク回避の円買いが継続し一時156.06円付近まで下落しました。しかし、城内経済財政相が「デフレ脱却宣言の条件が整っていない」と発言したことなどをきっかけに円高が一服し、昼前にかけて台まで反発しました。ロンドン市場では、独英米のPMIが好不況の節目となる50を上回る一方、フランスは製造業・サービス業ともに市場予想を下回り、50を割り込みました。フランス政局への不透明感が広がるなか、景況感の悪化も重なり、ユーロ売りが進みました。NY市場では、156円をサポートに底堅く推移。ドル円は156.83円で取引を終えました。

-AI投資への警戒で円買い、米物価高と企業決算に注目-
 本日は独IFO企業景況感指数の発表が予定されています。また、ニュージーランドは祝日のため休場となります。
 AI関連企業の巨額投資への警戒感が引き続き金融市場の重しとなっています。メタの設備投資計画の引き上げやフリーキャッシュフローの赤字転落によって、資金調達や投資回収への不安が広がりました。22日の米ハイテク株安を受けて23日の東京市場でも日経平均が一時1400円超下落しました。株式から国債へ資金が移るなか米長期金利は5%を下回り、ドル売り・円買いが進んでドル円は23日午前に一時156.06円まで下落しました。
 一方、23日に発表された米総合PMI速報値は57.6と、前月の58.4から低下したものの、景気拡大を示す50を大きく上回りました。販売価格指数は2022年8月以来の高水準となり、企業によるコスト上昇分の価格転嫁も続いています。企業活動の底堅さに加え、物価圧力の強さも示されました。
 ドル円は、株安や米金利低下が続けば上値が重くなりやすい一方、インフレへの警戒から米金利が上昇すれば下支えされる可能性があります。今週はマイクロソフトやアルファベット、アマゾンの決算が予定されており、AI向け投資の負担やキャッシュフローが注目されます。決算を受けて株式市場が落ち着きを取り戻すか、財務不安がさらに広がるかが、ドル円の方向を見極めるうえでも重要となりそうです。

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