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トランプ大統領就任式に注目

-前営業日サマリー-
 ドル円は155.13円でオープン。東京市場では、前場で日経平均が490円超安まで下げ幅を広げたことを嫌気し154.96円付近まで下押しました。その後は買戻しが優勢となり、一時155.77円付近まで持ち直しました。ロンドン市場では、日本経済新聞社より「日銀政策委員、過半が利上げ支持」との報道を受け一時155.41円付近まで下げましたがすぐに反発。その後、155円台後半での推移となりました。NY市場では、米住宅着工や建設許可件数が市場予想より強い内容だったことが分かるとドル買いが優勢となり156.37円付近まで上値を伸ばし、156.27円で取引を終えました。

-トランプ大統領就任式に注目-
 本日のイベントは、本邦機械受注、独生産者物価指数、米トランプ大統領の就任式が予定されており、米国は休場日となります。
 トランプ大統領の就任式では演説が予定され、発言内容に注目が集まっています。以前に大統領就任初日に隣国のメキシコとカナダからの輸入品に対して25%、中国からの輸入品に対して60%、それ以外の日本を含む全貿易相手国からの輸入品に対して10~20%のベースライン関税を課すことなどを発言しており、宣言通りに関税が発表されるとインフレリスクが意識され、ドル買いが強まる可能性があります。一方で選挙期間中にインフレはバイデン氏の失策と批判していたこともあり、インフレの副作用がある関税強化は慎重になるのではないかとの見方もあります。いつから関税の徴収は始まり、どのペースで引き上げられるのかなど依然として不透明な部分が多く先行き不安があるため、リスク選好度合いに気を配りつつ、本日も取引に臨みたいです。

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