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米雇用統計は利下げ期待を支えるも、焦点はインフレ指標へ

-前営業日サマリー-
 ドル円は162.55円でオープン。東京市場では、米祝日を前に為替介入への警戒感が意識され、円買いの動きが優勢となりました。ドル円は161円台前半まで下押しし、ロンドン市場でもドル売り・円買いの流れが継続。一時161円を割り込む場面も見られました。NY市場では、米6月雇用統計が市場予想を下回る結果となったことを受け、FRBの追加利上げ観測が後退。ドル売りが強まり、ドル円は一時160.60円台まで下落しました。その後は下げ幅をやや縮小し、161円台で取引を終えました。

-米雇用統計は利下げ期待を支えるも、焦点はインフレ指標へ-
 本日は特段注目度の高い経済指標の発表は予定されていませんが、米国市場は祝日のため、流動性の低下には注意が必要です。また、薄商いの中では為替介入への警戒感が相場変動を増幅させる可能性も意識されます。
 米労働省が発表した6月雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比5万7,000人増と市場予想を大きく下回り、労働需要の鈍化が示唆。一方、失業率は4.2%から低下しましたが、その背景には労働力人口の減少があり、雇用環境が大きく改善したと評価できる内容ではありませんでした。
 市場では今回の結果を受けてFRBの追加利上げ観測が後退し、ドル売りが優勢となりました。ただし、雇用統計の内容だけでFRBの金融政策スタンスが大きく変化するとの見方は限定的です。今後の金融政策を占う上では、雇用指標以上にCPIやPCEデフレーターなどのインフレ指標が重要性を増すと考えられます。市場の利下げ期待が今後も維持されるかどうかは、インフレ動向次第となるため、次回以降の物価関連指標には引き続き注目したいです。

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