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日銀会合 内田副総裁の初陣

-前営業日サマリー-
 ドル円は159.77円と大きく下窓を開けてオープン。イランを巡る和平協議で戦闘終結に向けた合意が伝わったことで、有事のドル買いが巻き戻される展開となりました。ただ、東京市場では日経平均株価の上昇を背景にリスク選好の円売りが優勢となり、ドル円は下げ幅を埋める形で上昇。先週末終値付近まで値を戻しました。ロンドン市場では、五十日(ゴトー日)に伴う実需フローや160.00円に観測されるオプション絡みの売買が意識され、方向感に欠ける推移となりました。NY市場では、米金利の低下幅縮小を背景にドル買いが優勢となり、ドル円は160.35円まで上昇して取引を終えました。

-日銀会合 内田副総裁の初陣-
 本日のイベントは、日BOJ政策金利、豪RBA政策金利、日内田日銀副総裁発言、豪ブロックRBA総裁発言が予定されています。
 本日の金融政策決定会合では、日銀が無担保コール翌日物レートの誘導目標を0.75%から1.00%へ引き上げるとの見方が市場の中心となっています。中東情勢の緊迫化などを背景にインフレリスクへの警戒感が高まる中、2025年12月会合以来となる追加利上げが実施される見通しです。もっとも、事前報道などを通じて利上げ観測は相応に織り込まれていると考えられるため、市場の焦点は決定内容そのものよりも、その後のコミュニケーションに移りつつあります。今回は植田日銀総裁が療養中であることから、記者会見は内田副総裁が代行する予定であり、市場との対話という観点では事実上、内田氏の「初陣」となります。
 基本的には政策スタンスを踏襲した慎重な発言が想定されるものの、追加利上げの継続性や中立金利に対する認識、物価見通しに関する発言次第では市場の受け止め方が大きく変化する可能性があります。特に足もとではドル円が160円台で推移していることから、会見内容をきっかけに円買い・円売りのいずれかへ相場が大きく傾く展開にも注意が必要です。
 また、為替市場の変動が一段と拡大した場合には、政府・日銀による口先介入や実弾介入への警戒感も高まりやすい局面です。会見内容だけでなく、その後の値動きや当局者発言にも十分注意を払いたいところです。

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