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ベッセント米財務長官の訪日控え、為替ヘッドラインに警戒

-前営業日サマリー- 
ドル円は156.87円でオープン。東京市場では、前日に続き日本当局による円買い介入観測が意識される中、156円台後半を中心に方向感を探る展開となりました。日中は156.99円まで上昇する場面があったものの、157円台を目前に戻り売りや介入警戒感が上値を抑えました。一方で、156.76円まで下押しした場面では買い戻しも入り、下値も限定的となりました。ロンドン市場以降も大きな方向感は出ず、156円台後半での推移が継続。NY時間でも米金利動向をにらみながら神経質な値動きとなり、156.68円で取引を終えました。

-ベッセント米財務長官の訪日控え、為替ヘッドラインに警戒- 
 本日のイベントは、10:30に中)CPI、23:00に米)中古住宅販売件数が予定されています。米中古住宅販売件数は、米住宅市場の金利感応度を確認する材料となります。住宅関連指標が底堅い結果となれば米金利上昇・ドル買いにつながる可能性がある一方、弱い結果となれば米景気減速懸念から米金利低下・ドル売りが意識されやすくなります。
 本日は、ベッセント米財務長官が訪日し、高市首相や片山財務相、植田日銀総裁らと会談する予定です。為替市場では、為替動向に関するヘッドラインへの警戒感が強まりそうです。特に、円安けん制や為替介入に関連する発言が出た場合、ドル円は短期的に反応しやすい地合いです。
 また、本日の東京市場では、米株式市場でAI関連銘柄や半導体株が上昇した流れを引き継ぎ、日本株にも買いが波及しやすい地合いとなりそうです。米国市場では、AI需要の拡大期待を背景にハイテク株や半導体関連株への資金流入が続いており、東京市場でも半導体製造装置、電子部品、メモリ関連株などがその恩恵を受けやすい状況です。日本株が堅調に推移すれば、為替市場ではリスク選好の円売りが意識され、ドル円の下値を支える材料となりそうです。
 ドル円は前営業日に156円台後半で底堅く推移したものの、157円台では戻り売りや介入警戒感が意識され、上値の重さが残りました。足元では、日米金利差を背景としたドル買い・円売り圧力が下値を支える一方、日本当局による円買い介入観測や、ベッセント長官訪日に伴う為替関連発言への警戒が上値を抑える構図となっています。
 NY時間では、米中古住宅販売件数に加え、ベッセント長官訪日を巡る為替関連ヘッドラインが焦点となります。米住宅指標が強ければ米金利上昇を通じてドル円は157円台を試す可能性がありますが、当局者発言で円安けん制色が強まれば上値は抑えられそうです。一方、米指標が弱く米金利が低下した場合は、156円台前半への下押しが意識されます。本日のドル円は、東京株高を背景としたリスク選好が下値を支える一方、ベッセント長官訪日に伴う為替ヘッドラインや介入警戒が上値を抑える、神経質な展開となりそうです。

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