ドル円3月3日以来の高値
-前営業日サマリー-
ドル円は149.37円でオープン。東京市場では、序盤仲値にかけて小幅に上昇するも150円手前で失速しその後は方向感のない動きが目立ちました。ロンドン市場では、依然方向感に欠ける動きが続きましたが、道中で発表された米国のサービス業PMIが予想を大きく上振れたことで急騰しました。NY市場では、引き続きドル買いの流れが継続。ドル円は150.70円で取引を終えました。
-ドル円3月3日以来の高値-
本日のイベントは日銀議事要旨発表、クーグラーFRB理事の発言、ウィリアムズNY連銀総裁の発言、米消費者信頼感指数、新築住宅販売件数が予定されています。FRBボードメンバーの発言を含め本日は米国の指標がメインとなるので一つ一つ丁寧に注視していきたいところです。
足元のドル円は、昨日の米国PMIの結果を受けてから大きく上値を伸ばしたことで、3月3日以来の高値を付けました。また、日足チャートで見たボリンジャーバンドでは、ローソク足が+2σに接触しているもののボリンジャー自体はエクスパンションしているため、テクニカル上では引き続きの上昇に期待はできるかもしれません。しかしながら、前述の通り本日は米国の指標が数多く控える上、上昇後の高値警戒感も意識されやすい状態ではあるため、エントリーのタイミングは慎重に計りつつ本日の取引に臨みたいです。