今週はFOMCに注目
-前営業日サマリー-
ドル円は、145.42円でオープン。東京市場では、序盤に一時ドル円が上昇する場面は見られるも、146円付近では上値の重たさが意識され、145円前半まで下押し。ロンドン市場では米雇用統計の結果を見極めたいとして前日のドル高・円安の動きに調整が入る格好となりました。NY市場では、米雇用統計の結果を受けて米利下げ期待が後退し、ドル円は買い戻し。144.95円まで回復して取引を終えました。
-今週はFOMCに注目-
本日のイベントは、米ISM非製造業景況指数が控えており、日本や中国、英国は休場となります。
今週はFOMC。先週、1-3月期の米GDPが前期比-0.3%に落ち込んだことを受けて、どのような議論が展開されるのか、パウエルFRB議長の見解に注目が集まります。FF金利先物に基づき算出されるFedウォッチでは、5月は据え置き予想が優勢で6月に0.25%の利下げが予想されています。トランプ米大統領に加えてベッセント米財務長官も FRB に利下げを要請しており、関税による経済の不確実性が高まる中、6‐7 日開催の FOMC がどのような展開を見せるのか注目しておきたいです。