米雇用系指標に注目
-前営業日サマリー-
ドル円は153.25円でオープン。東京市場では、円買いが先行。153円を割り込む水準まで下落した後、同水準を挟んだレンジ推移となりました。ロンドン市場では、一転してドル買い地合いとなり、前日高値である153.87円付近まで上昇しました。NY市場では、JOLTS求人件数の悪化を受け、153円まで下落する場面もありましたが、同時に発表された米消費者信頼感指数が大幅な改善を示したことが好感視されると値を戻し、153.33円で取引を終えました。
本日のイベントは、豪消費者物価指数、米ADP雇用者数、米第3四半期実質GDP(速報値)が予定されています。
米ADP雇用者数は今週末に発表予定の米雇用統計と同様に、ハリケーンやストライキの影響を受け減少することが予想されています。現時点での市場予想は前回値14.3万人に対し9.8万人となっていますが、予想を上回る結果となった場合にはドル買い圧力に繋がる可能性が考えられます。
足元のドル円は153円台をレンジで推移する格好となっています。今週ここまで154円台を試せずにいますが、指標結果によっては現在のレンジを超えて154台を目指す展開も想定が必要となるかもしれません。指標結果に注意して取引に臨んでいきたいです。