米雇用統計を控え様子見 FRBの次の一手を探る一日
-前営業日サマリー-
ドル円は157.70円でオープン。東京市場では、為替介入への警戒感が上値を抑える一方、買い戻しも入り売買は交錯。また、米雇用統計の公表を控えて積極的な取引は手控えられ、方向感に欠ける展開となりました。ロンドン市場でも動意は限定的。ドル円は157円台後半で推移となりました。NY市場では、ホルムズ海峡を巡る楽観的な見方が後退する中でドル買い・円売りが優勢となり、158円台を回復。158円突破後はストップロスを巻き込みながら上げ幅を拡大し、158.45円で取引を終えました。
-米雇用統計を控え様子見 FRBの次の一手を探る一日-
本日のイベントは、米雇用統計、加雇用統計が予定されています。
FRBは7月末のFOMCで政策金利を5会合連続となる据え置きとしましたが、一部地区連銀総裁は利上げを支持しており、市場では9月会合での追加利上げ観測もくすぶっています。そのため、本日公表される米雇用統計は、今後の金融政策を占う重要な材料となります。
市場予想では、非農業部門雇用者数(NFP)は前月の+5.7万人から+8.5万人へ持ち直し、失業率は4.2%、平均時給は前年比+3.5%。一方で、足元では過去分の雇用者数が下方修正され、労働参加率も低下するなど、雇用環境を額面どおりに評価しにくい状況が続いてます。結果だけでなく、賃金や失業率を含めた総合的な内容が市場の反応を左右するでしょう。
中東情勢ではホルムズ海峡を巡る協議が続いており、エネルギー価格は落ち着きを取り戻しつつあるものの、情勢は依然として流動的です。原油価格の動向はインフレ見通しやFRBの政策判断にも影響を与えるため、地政学リスクのヘッドラインにも引き続き注意が必要です。
米雇用統計の結果が市場予想から大きく乖離すれば、9月FOMCに対する思惑が変化し、ドル円も大きく振れる可能性があります。本日は雇用関連指標を軸に、金利・ドル相場の反応を丁寧に見極めたいところです。