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タカ派FOMCと中東リスクでドル高基調継続か

-前営業日サマリー-  

 ドル円は159.54円でオープン。東京市場では、トランプ大統領がイランへの長期封鎖に備えるよう側近に指示との報道を受けて地政学リスクが意識され、原油高とともにドル買い・円売りが優勢となりました。ロンドン市場でも中東情勢の緊迫化を背景に原油価格が上昇。有事のドル買いが継続し、ドル円は160円台を試す展開となりました。NY市場では、FOMC声明が市場の想定以上にタカ派と受け止められたことでドル買いが加速。ドル円は160.43円まで上昇し、高値圏で取引を終えました。

-タカ派FOMCと中東リスクでドル高基調継続か-  

 本日のイベントは、欧消費者物価指数(HICP) / ECB政策金利、英BOE政策金利、米新規失業保険申請件数 / PCEデフレーターと各国政策金利イベントが複数予定されています。  

 FRBは市場予想通り政策金利を3.50~3.75%で据え置いたものの、イラン情勢を背景としたガソリン価格上昇に言及し、インフレリスクへの警戒を強めました。加えて、将来的な金融緩和を示唆することに反対する意見が複数出され、反対票が4人に達した点は1992年以来であり、明確なタカ派サプライズといえます。この結果を受けてドルは全面高で反応しました。パウエル議長は経済見通しについて「極めて不透明」とし、中東情勢がその不確実性を一段と高めていると指摘。また、次期FRB議長とされるウォーシュ氏への言及と、自身が理事として残留する意向を示したことで、今後も金融政策に一定の影響力を持つ可能性が意識されます。足元では「地政学リスクによる原油高 → インフレ懸念 → 利下げ後ずれ」という構図が意識されやすく、ドルの下値は限定的となりやすい環境です。一方で、160円台では当局のけん制や介入警戒も強まりやすく、上値追いはヘッドラインに神経質な展開となる可能性があります。本日はECB・BOEの政策決定が控えており、欧州通貨主導でドルの方向感が揺さぶられる可能性があります。特に、利下げ/利上げ時期に関する示唆があればクロス円経由でドル円にも波及するため、声明・会見のニュアンスまで丁寧に確認しておきたいです。

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