中国デュアルユース規制
-前営業日サマリー‐
ドル円は156.64円でオープン。東京市場のドル円は、方向感に欠ける展開となりました。午前は日経平均の動きにつられて156.80円まで上昇するも失速し、午後は株安を背景に156.30円まで下落。その後はドル買いで156.50円台へ持ち直しました。ロンドン市場では、時間外の米10年債利回り低下で上値は限定的。ADP雇用統計やISM非製造業指数を控え、156円台半ばで様子見姿勢が強まりました。NY市場では、ADP雇用者数が4.1万人増(予想5.0万人)と弱く、一時156.36円まで下落。ただ、ISM非製造業景況指数が54.4(予想52.2)と強く、米10年債利回りも4.16%へ反発し、156.76円で取引を終えました。
-中国デュアルユース(軍民両用)規制-
本日のイベントは、豪貿易収支、米新規失業保険申請件数が予定されています。
1/6に中国より「デュアルユース(軍民両用)」品目の対日輸出を、軍事用途・軍事ユーザー向けなどで禁止したと伝わりました。デュアルユースは私たちの普段の生活にも使える材料・部品・技術が軍事転用され得るため、規制は「貿易」より「安全保障」の色が濃く、市場心理を揺らしやすいといえます。対象品目が広がることで、半導体・電池材料や重要鉱物の供給不安により、日本企業の収益懸念や日経平均の下押しとなれば、円が買われやすくなりドル円は上値が重くなる展開が予想されるかもしれません。逆に、供給制約が長引きコスト高が米物価を押し上げる連想が出ると、米金利上昇により、ドル買いでドル円が上昇する場面も想定され、米金利の動き次第で方向が割れそうです。規制の具体的対象、追加措置(レアアースなど)についてのヘッドラインや本日発表されるイベント等にも注目しながら取引に臨みたいです。