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※各通貨ペアのレートは、2023年5月8日マーケットクローズ時点における当社FX口座のレートの小数点以下を四捨五入した数値であり、保有数量も同レートをもとに算出しています。(必要証拠金=為替レート×取引数量÷レバレッジ)
※必要証拠金は取引に最低限必要な金額です。証拠金維持率が100%以下となった場合ロスカットが執行されますので、余裕をもった資金管理をお願いいたします。
※各通貨ペアのスワップポイントは、2023年5月8日の時点のものです。
※スワップポイントに変動がなかった場合の計算結果です。(1ヶ月=30日、1年=365日で計算しています。)
※スワップ収益に加えて、為替相場の変動による損益も発生する点にご留意ください。
(参考)1年間(2022年5月2日~2023年4月27日)の相場変動による損益は3,000円でスワップ益(22,630円)と通算するとトータル損益は25,630円となります(※1)。
また、同期間の最大ドローダウンは-76,250円で、安値をつけた日までのスワップ益(930円)と通算するとトータル損益は-75,320円となります(※2)。
(始値19.319円、安値18.709円、終値19.343円で計算)
※1 (終値―始値)×取引量+スワップ益(1年間分)=トータル損益
※2 (安値―始値)×取引量+スワップ益(安値を付けた2022年5月12日まで)=トータル損益
人民元(CNY)は、世界第二位の経済大国である中華人民共和国が発行する通貨です。通貨の単位は元(Yuan、ユアン)となっており、補助単位に角(Jiao、ジャオ)、分(Fen、フェン)があります。中国の「一国二制度」が導入された香港では独自通貨「香港ドル」が使われており、中国人民元とは別に扱われます。人民元はもともと米ドルとの固定相場を採用していましたが、2005年7月に人民元改革が行われ、為替制度を通貨バスケット制を参考にした管理変動相場制へと移行しました。2016年に国際通貨基金(IMF)が人民元を特別引き出し権(SDR)構成通貨に採用したことで、米ドルやユーロ、日本円、イギリス・ポンド、スイスフランと同様に主要通貨に位置付けられました。人民元の完全な国際化にはまだまだ課題が多いですが、今後人民元の地位の向上が期待されています。中国人民銀行は2020年に「デジタル人民元」導入に向けて開発を進めており、デジタル通貨が実現すれば世界の中央銀行で初となります。
人民元相場は管理変動相場制によってコントロールされており、中国本土の住居者や、貿易など実需に基づく取引に限られるほか、毎日人民銀行が発表する1ドルあたりの人民元の基準値レートで日中の変動幅を設定するなど多くの制限が課せられています。中国当局にとっては通貨の価値をコントロールするための規制ですが、この規制により、人民元は外国為替市場にはほとんど流通しない流動性の低い通貨となっていました。しかし、急激な経済成長を遂げている中国としては、国際金融市場から取り残されるわけにはいかなかったため、中国本土の人民元(CNY)取引市場とは別に、2010年に中国本土外の人民元(CNH)取引市場を立ち上げました。
マーケットではCNYをオンショア人民元、CNHをオフショア人民元と呼んでいます。ただ、それぞれが異なる貨幣というわけではなく、調達先によって表記が区別されています。2つの人民元相場では取引ルールや市場参加者が異なるため為替レートも異なります。このように人民元には2つの市場がありますが、現在市場規模を拡大させているのはCNH(オフショア)になります。市場を拡大させている要因として中国政府が正式に認めた市場であるということはもちろんですが、規制緩和により人民元の調達コストが低減し、世界中から取引参加者が集まったことが挙げられます。そしてみんなのFXをはじめ多くのFX会社が取り扱う人民元もこのCNH(オフショア)となります。
2021年7月時点で中国人民元/円は17円付近で推移しており、人民元/円の取引に必要な証拠金は1Lotあたり約6,800円と少ない資金で取引できるのが魅力です。0.1Lotであれば1/10の約680円で取引が始められ、少額取引でも資金効率が良い取引ができます。10万円の資金で運用した場合、年間42,705円のスワップ受取が期待できます。(1Lotあたりの買スワップが8円の場合)
人民元は高い政策金利と将来性への大いなる期待に満ち溢れている魅力的な通貨です。
まずインカムゲインの裏付けとなる政策金利に注目してみましょう。中国の政策金利は、2015年から安定しており4.35%~3.85%(2021年7月現在)という高水準を維持しています。ご存知の通り、日本の金利は-0.1%ですから金利以上の差がある訳です。現在の先進国の政策金利を見てみても、アメリカが0.25%、イギリスやオーストラリアが0.1%となっており、人民元の高金利通貨としての実力は疑いようがありません。もちろん以前ほどの急成長は見られませんが、着実に経済の拡大を続ける中国の金利は高水準を保つと言われています。
中国のGDP(国内総生産)はアメリカに次いで世界2位であることから、投資先としても将来性がありそうです。2010年にGDPで世界2位だった日本と3位だった中国の順位が逆転したことは記憶に新しく、潜在的な経済成長力は他国と比べても非常に高いといえます。出口戦略がなかなか見えない日本と成長を続ける中国との金利差が縮小していくのはかなり先の話になるため、人民元/円のスワップポイントは長期的に優位性が見込めるでしょう。
人民元の魅力はインカムゲインだけではなくキャピタルゲインにもあります。それは米国が執拗に迫る中国の人民元の通貨切り上げです。中国側がこれをどう受け止めるか、マーケットでは大きな関心事となっています。特に貿易赤字の縮小を公約に掲げたトランプ前大統領は最大の貿易赤字国である中国をターゲットにし、その圧力はこれまでの大統領の比ではありませんでした。米国は、「割安な人民元レートが米国企業の競争力を奪い、失業者を増加させている」という主張を繰り返していました。これは、かつて米国が日本に迫った円切り上げ要求時と状況が酷似しており、「プラザ合意」の名のもとに行われた円の切り上げは強烈な円高をもたらしました。同様に中国が人民元の切り上げを受け入れた際には、元高圧力がかかりやすいという事になります。バイデン新大統領がここまでの保護主義を推し進めるかは不明確ですが、2021年3月に公表された報告書の中で、中国との通商政策の総合的な見直し、不公正な通商制度の是正を掲げています。再び貿易摩擦の火種がくすぶっている様子もうかがえるため、バイデン新政権下でも対中国政策を巡る思惑には注目したいです。ただ長期的に元高が見込まれる相場であることから、先述した高水準のインカムゲインとの相乗効果は小さくないと言えそうです。
人民元を取引するうえでおさえておきたい中国経済指標はGDP成長率や消費者物価指数、貿易収支などです。特にGDPの比率が各国に比べて高い「製造業」の伸び率に人民元は敏感に反応するため、要チェックです。また、このほかの中国経済で気にしておきたいのが「土地価格」です。以前の中国では土地は個人や企業が所有することはできず、公有制になっていたため、自由な経済活動が行うことができませんでした。ただ、1988年の法改正により土地の売買が可能になり、都市部の住民は国から安価で使用権を取得したほか、広大な土地を保有していた国有企業は土地を開発し譲渡、賃貸することで莫大な利益を上げ、多くの富裕層が現れました。このように中国経済の急激な発展の裏には「土地」が大きく関わっていました。ただ、近年は不動産投資が過熱した結果、記憶に新しい「チャイナショック」の引き金にもなりました。そのため、市場参加者は中国の不動産価格動向に目を光らせています。例えば不動産開発投資の伸び率が高い数字で数カ月推移した場合には、バブルが意識され世界的なリスクオフになる可能性も考えなくてはなりません。そのため中国の不動産価格には常に注視しておく必要があるのです。
2020年の中国経済は新型コロナウイルス感染症の拡大によって大きな景気後退となりました。人民元/円相場も序盤は軟調な推移となり、一時は15円ちょうどを割り込む場面も見られました。その後は都市封鎖などの措置を早期に行ったことで経済活動の回復をいち早く実現しています。2021年初めの新型コロナウイルス再拡大の兆しも完全に封じ込めたことで、中国の景気回復は一段勢いづいた形です。人民元/円も昨年夏場以降からは他国に先行する景気回復を追い風に底堅い動きを見せ、足元では16円台に乗せています。IMF(国際通貨基金)による年内のGDP成長率も8%前後の高い数字が見込まれていることから、人民元高のトレンドは継続すると見られています。
2021年の人民元円を見通す上では、新型コロナウイルス感染症及びワクチン接種の進展と米中関係の動向が鍵になると予想します。中国経済がコロナ・ショックから順調に立ち直り、本来の成長水準を取り戻しつつあることは間違いなく、加えて高金利通貨となればおのずと人民元は選好されていくと考えられます。一方で、これまで他国に先行した景気回復及びコロナワクチン接種の進展が中国経済の優位性を支えていました。このことから今後世界的にコロナからの回復が顕著になれば元安要因となりかねない点には注意が必要です。
また、2020年11月の米大統領選挙の結果を受けて民主党のバイデン新大統領が就任しています。トランプ前大統領が保護主義を推し進めたことで米中関係は今まで以上に冷え込み、追い打ちをかけるように新型コロナウイルスの対応を巡って溝が深まりました。バイデン新政権下においても通商政策の総合的な見直しや不公正な通商制度の是正が掲げられていることから、引き続き貿易摩擦の火種がくすぶっている様子も伺えます。更には2020年トランプ政権下で導入された米投資規制をバイデン政権が維持し、中国の通信大手3社をニューヨーク証券取引所で上場廃止にすると発表したことで米中関係の緊張が強まった格好です。これらのことから米中関係の進展、緊張感の高まり次第では、大きな変動要因ともなりうるだけに注目したいです。
ただ当面は中国経済の優位性や米中対立の材料も目立たないことから、18円付近の上値を目指す展開を予想します。2021年は共産党結成100周年、かつ第14次5カ年計画の開始年でもあるなど、中国にとって極めて重要な年であるだけにその存在感に期待したいです。
昨今の世界的な金利低下の現在でも、中国の政策金利は4%を越えており、人民元/円を買いで保有することで得られるスワップポイントは魅力的です。たとえば1Lotあたりの買スワップポイントが8円の時に、中国人民元/円を10Lot(100,000通貨)買ってポジションを保有し続けると、1日で80円、10日で800円、1ヶ月で2,400円、1年で29,200円のスワップポイントを受取ることができる計算です。長期保有を前提にトレードすることで、複数に分けてエントリーすることや資金管理もしやすくなり、余裕を持って取引に臨める点も利点の一つです。みんなのFXのお客様には中国の将来性を期待して人民元を保有される方も多く、高水準のスワップポイントにご満足いただいています。
短期トレードで為替差益を狙うこともできますが、スワップポイントが高いことで時間を味方につけることができます。含み損を抱える場面でもスワップポイントでカバーすることができることから、長期保有も重要な戦略です。みんなのFXでは「スワップシミュレーション」を提供しており、1か月~35年の期間でスワップ収益を簡単に計算することもできます。
皆さんも「みんなのFX」で人民元/円の取引を検討してみてはいかがでしょうか。
(2021年7月時点 トレイダーズ証券 市場部)
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スワップポイントに関する注意事項
※掲載のスワップポイントは、FX口座において買ポジションを保有し翌営業日まで持ち越した場合に付与されます。
※0.1Lot単位の場合は1Lotあたりのスワップポイントの10分の1の金額となります。
なお、1円未満のスワップポイントは、受取り支払いともに日々積み立てられますが、取引画面の累計スワップおよびスワップポイントの決済時(ポジションの決済またはスワップ受取)においては、受取りの場合は小数点以下を切捨て、支払いの場合は切上げて反映されます。
※スワップポイントは、各国の景気や政策などの様々な要因による金利情勢を反映した市場金利の変化に応じて日々変化します。
※各国の金利水準によってスワップポイントの受取又は支払いの金額が変動することや、場合によっては受け払いの方向が逆転する可能性があります。また、これに伴い追加の資金が必要になることや、ロスカット値が近くなること、場合によってはロスカット取引が行われる可能性があります。
※本ページの内容は掲載日時点の情報であり、将来およびお取引に際して掲載の数値や金額等を保証するものではありません。
トレイダーズ証券市場部為替ディーラー
日々、海外のニュースやチャートをチェックし、インターバンク市場にて外国為替の取引をしている、トレイダーズ証券 市場部所属の為替ディーラーが、この記事を執筆しました。
記事の執筆のほかにも平日は毎日FXレポートの配信やTwitterでリアルタイムに相場の「今」を呟いています。
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