一日のうちで最初に取引された値段、寄り付きともいう。
上場会社が株主割当増資や株式分割又は公募増資によって新株券を発行する場合、新株券が実際に発行されるまでには、ある程度の日数が必要になる。「発行日決済取引」とは、こうした新株券について未発行段階で売買を行い、新株券の発行日から一定期間を経過した日に決済を行う取引を言う。
会社が発行することをあらかじめ定款に定めている株式数(授権株式数)のうち、会社が既に発行した株式数のこと。普通株式のみを発行する会社では通常、発行済株式数は上場株式数と一致する。
分割などによって発生する単位未満株を端株と言う。端株の所有者には株主総会の議決権などの、いわゆる共益権は認められていない。
会社が税引き後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標。年間配当/当期純利益×100
上場株式の配当や分割の権利は株主の権利確定日に所有していることが条件となるので、権利確定日の翌日にはその権利は消滅する。これを、配当の場合には配当落ち、分割その他の権利の場合には権利落ちと言い、その内容に応じて株価は表面上下がることになる。取引所では決済日の関係で、株主権利確定日の3日前から配当落ち、権利落ちとして売買を行うこととしている。