
前回は、分足と時間足を組み合わせて使い抵抗帯を確認しながらのアプローチ方法をご説明ただきました。
今回は、分足でも時間論を用いることができるのか検証していただきます。
みみなさんこんにちは。今回も一目均衡表の分足についての分析です。
一目均衡表は原則日足で見るものだとお話して来ましたが、これまで見てきたように波動や値幅観測は分足でも有効でしたね。そこで、今回チェックするのは時間論です。
時間論も適用できれば、ますます、分足でも一目均衡表を使う機会が増えますね。
そのとおりですね。
時間論では、基本数値や対等数値、また変擬などをお話しましたが、皆さん覚えていますか?基本数値は、9、17、26といった数値のサイクルを表すものでしたね。また、対等数値は、こうした基本数値に当てはまらないサイクルが繰り返されると言うものでした。さらに変擬には隔擬、重擬がありましたね。
■時間論についておさらいはこちら>>
では、前回値幅計算で使ったチャートをもう一度使って、実際にどのようなサイクルがあるのか検証してみましょう。はたして、基本数値や対等数値のサイクルで動いているのでしょうか?それとも、全く当てはまらないのでしょうか?
上記のチャートは、前回も見たドル/円の一目均衡表5分足チャートです。5分足チャートはローソク足1本が5分と言うことになりますから、基本数値の9、17、26はそれぞれ、45分、85分、130分と言うことになりますので念のため。と言うのも、みなさんの中で30分足や60分足を見ている方がいらっしゃると思いますが、5分足でも、その本数を予め数えておけば、30分や60分といった1本のローソク足と同じローソク足をイメージできると言うことをお話したかったからです。
ただ、それなら5分足だけでよいのではないかと思われるかも知れませんが、ローソク足1本で作られた30分、または60分足も表示させておいた方が良いと思われます。
なぜなら、前回お話したような5分足だけでは見えないレジスタンスラインやサポートラインが見えることもあるからです。
話が横道にそれてしまいましたが、5分足でも基本数値や対等数値などのサイクルが存在するのか見ていきましょう。
それではまず、サイクルを決める元になる高値と安値を決めていきます。
波動を決めたときと同じように高値と安値を決めたのが上記のチャートです。また、高値と安値になっているところを、左から順番に数字でマーキングしました。
では、高値と安値が決まったところで、高値と安値の間のローソク足の本数を数えていきたいと思います。
【カウント結果(終値ベース)】
1~2までのローソク足の本数=7本
1~3までのローソク足の本数=14本
1~4までのローソク足の本数=27本
1~5までのローソク足の本数=35本
1~6までのローソク足の本数=41本
1~7までのローソク足の本数=51本
1~8までのローソク足の本数=54本
1~9までのローソク足の本数=79本
1~10までのローソク足の本数=80本
1~11までのローソク足の本数=82本
1~12までのローソク足の本数=89本
と、まず1を起点として12まで数えてみましたが、基本数値と同じ数値は見つけられませんでした。ただ、1~4までの27本や1~6までの41本は、基本数値の26や42と1本違いで存在しているようです。
このようにして、次に2から11までの数値をそれぞれ起点として数えていくわけですが、このまま次々に数えていっても時間が掛かりすぎて実際のトレードで実行するのは大変ですね。
そこで、サイクルを数えるときに、これまで見てきた波動をあわせてカウントするのです。たとえば、1~4までが下降N波動ですから、この下降N波動の中で数えてみるのです。そうして数えてみると、この1~4までのサイクルの中にある共通する数字が見つかりました。それは・・・。
【共通する数字】
1~3までのローソク足の本数=14本
3~4までのローソク足の本数=14本
そうです。上記のように下降N波動の中で1~3までが14本、3~4までが14本となっており、何と!対等数値になっていたのです。
次もN波動を元に4から6までを数えてみますと・・・・。
4~6までのローソク足の本数=15本
実は、ここでは14本と1本違いのサイクルが発見されたのです。
また、6から9までの下降N波動の中では、6から7までの本数が11本で、次の上昇波となる9から12までの本数も11本となっており、ここでも11という共通のサイクルが発見されたのです。
6~7までのローソク足の本数=11本
9~12までのローソク足の本数=11本
このように7から9までの間に別のサイクルを挟んで同じサイクルが繰り返されるものを隔擬と呼びましたがまさに5分足でも実際に起こっていたのです。
こうなりますと、5分足でも時間論が利用できそうですね。
おっと、ここから先は長くなりそうですので今回はこのくらいにして、次回も分足での時間論をお話したいと思います。次回は、今お話したサイクルをチャート上に示してじっくり検証していきたいと思います。
分足でも、時間論を使って、高値・安値の予測ができますね。
それにしても、一目均衡表って本当に奥が深いですね。それでは、次回もお楽しみに!

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