
前回は一目均衡表の仲値計算値を使った目安価格の導き方を、実際のチャートを使って説明していただきました。
今回は基本計算値で求めた値を突破した場合について解説いただきます。
みなさんこんにちは。今回も一目均衡表の値幅観測論の補足です。前回は仲値計算値についてお話をしました。仲値計算値は、V計算値、N計算値、E計算値のそれぞれに届かなかったときの目安として有効であると考えられました。
はい。仲値計算値を利用したアプローチの方法を教えていただきました。
では、今回お話しする値幅観測論の補足はというと・・・。これまで見てきた計算値の基本形がベースとなる応用型なのですが、前回の目標値に届かなかったケースとは逆に、計算値の基本型で導き出した目標値を突破してしまった場合の考え方、目標値の導きだし方です。
繰り返しになりますが、これまで一緒に勉強してきた計算値の基本形はV計算値、N計算値、E計算値、NT計算値と呼ばれるものでしたが、これらの計算値は、それぞれ変動するときの値幅の大きさが違っていることから、その変動幅順に順番をつけたことをみなさん覚えているでしょうか?
V、N、E、NTの各計算値をその変動値幅の大きさから順番に並べ替えた場合・・・。
小
⇔ 大
NT計算値<V計算値<N計算値<E計算値
となりましたね。
■一目均衡表の値幅観測論のおさらいはこちら >>
ただ、これら計算値の基本型は三波動が基本となっていることや、最も値幅の大きいE計算値を突破してしまった場合の値幅の出し方に問題が生じると考えられますね。
たとえば、V計算値を突破した場合、次の目標値はN計算値となりますし、N計算値の値を突破した場合、E計算値が次の目標となるといった具合です。
さらに、それぞれの目標値に届かなかった場合でも、前回勉強した仲値計算値がありますから、こちらも目標値の目安を導き出すことが可能でした。

また、こうした計算値の基本形は、N波動がその基本となっていますから、このN波動の3波目が行き過ぎることも考えられるわけです。
ただ、こうしたN波動を基本の形とした場合、1波目と2波目の値幅がたとえ大きくなったとしても、自動的に3波目の波にその値幅が反映されるわけですから、V、N、E、NTと言った計算値があれば問題ないわけですが、3波目だけが一気に値幅を伴って動き始めたときには困ってしまうことになります。

上記のように、1波目、2波目の値幅が長い場合でも、V、N、E計算値ともに1波目、2波目の変動の大きさを3波目に反映させることができるため、これまでの値幅計算値の基本型さえあれば、目標値の目安を出すことは可能と考えられますが、1波の長さを大きく上回るような3波目だけ長いケースが発生した場合、V、N、E、NTの計算方法だけでは、限界に陥ってしまうことになりますね。
そうなると、どこまで価格が伸びるのかわからないといったことに成りかねません。

上記のイメージ図が3波目の長いパターンです。このように3波目が一本調子で上昇し、どんどん長くなってしまうと、これまで見てきたV、N、E、と言った計算値の基本型の値は突破され、使えなくなってしまうことになりますね。
ただ、このような時3波目の中に小さな波動が含まれていれば、そこからV、N、E、と言った目標値を導き出すこともできそうですが、上記の左側の図のように一本調子で上昇した場合はそうはいきません。
仮に、上記のようなパターンの時、これまで勉強してきたことを使って目標値を導き出すとしたら、どの応用計算値が活用できるでしょうか。
答えは・・・。
そうです。こうした場合適用可能なのは、背反値や習性値幅と考えられますね。背反値や習性値幅であれば、計算値の基本型に当てはまらなくても、過去の波動と値幅をチェックして導き出すことができますから、E計算値の値を突破したとしても、目標値を算出できそうです。
でも、実はほかにもE計算値を突破したときの計算方法があるのです。その計算方法は2E計算値や3E計算値と呼ばれたりしています。
他の計算方法があるのですね!気になります。
次回は、このE計算値を突破したパターンの2E、3E計算値を詳しく説明したいと思います。今回前置きが長くなってしまいましたが、次回からその本題に入りたいと思います。
では、次回またお会いしましょう!!

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