福永先生のブログdeFXセミナー!第78回

前回はユーロポンドの実際のチャートを使いながら一目均衡表の波動パターンについて勉強いたしました。
ユーロポンドは同じ欧州通貨同士であるため、状況により方向感が出にくい場合がありました。
今回のオセアニア通貨ではどのような共通点や関係性があるのでしょうか?

みなさんこんにちは。ここまでさまざまな通貨の一目均衡表の波動について見てきましたが、今回はオセアニア通貨である、オーストラリアドルニュージーランドドルについてです。

このブログでセミナーが始まった初めのころ、経済圏と通貨についてお話したことがありましたが、そのときのオセアニア通貨の特徴を覚えていますか?

そのときに話したオセアニア通貨の特徴は、資源価格に関連した動きをすることと、ニュージーランドドルのように資源はオーストラリアと比べて少ないものの、オーストラリアドルに連動した動きをしており、同じ地域の通貨は連動するといったことでしたね。

はい!オセアニア通貨は基本的には同じような動きをしていました!

はい。そうでしたね。
では、今もこの二つの通貨は同じような動きをしているのでしょうか?早速チャートを見てみましょう。

オーストラリアドル:一目均衡表(日足)

次は、ニュージーランドドルです。

さて、この二つの通貨の動きはどうでしょう。比較して見て頂ければ分かる通り、現在もほとんど同じ動きをしていますね。ただ、若干の違いといえば、オーストラリアドルが1月8日に高値を付けているものの、ニュージーランドドルは、昨年10月23日の高値を更新できずに下落に転じている点ではないでしょうか。

こうしてみると、今お話した点を除き本当に同じチャートかと見まちがうほど似通った動きになっているのがわかりますね。

このように、今でもこの二つの通貨の動きは連動しているようです。では、ここからオーストラリアドルの波動を調べてみましょう。果たして、二つの通貨は全く同じ波動になるのでしょうか?

赤い細かい波動を数えた後に青い波動を上から重ねて書き、上記のようになりました。また、この波動は、上昇1波から3波までの三段上げが2回続くパターン(三段上げの2回目は上昇3波から5波まで)となっています。

このように三段上げを2回繰り返した後、直近の安値を切ってきているわけですから、ここから一旦上昇した後、再び下落に向かいに基本N波動を形成することになるかもしれません。

さらに黄色い太い線を見てください。この黄色い線は、N波動を1単位として数えたものです。この黄色い線で見ますと、上昇1波、2波目を過ぎ、3波目が拡大波動であるY波動を形成しつつある可能性も残っていると考えられそうです。

なぜなら、これまで見てきたように、上昇(下降)波は3段上げ(下げ)で一つの波が完結すると、この一目均衡表では考えられているからです。

青い波では、3段上げを2回繰り返し、上昇の1サイクルが終わっているように見えますが、一方で、黄色い波を見てみると、まだ三段上げが完成していないため、拡大Y波動から再び上昇といったことも考えられることになるわけです。

このように、波動を数えることで価格の方向についてさまざまな予測が立てられ、相場の先行きを読むのがとても面白くなってきますね。

では、次はニュージーランドドルの波動です。

こちらは、大きな波だけを黄色い矢印で示しました。ニュージーランドドルは、上昇3波の三段上げで1サイクルが終わっているようです。また、先ほどお話した09年10月下旬の高値を超えられなかったとお話しましたが、そのために、どうやらN波動を形成しつつあるようです。

ただ、このニュージーランドドルでも、N波動形成後に価格が下げ止まれば、下げのN波動完成後に再び上昇波動に向かう可能性があると考えられるのではないでしょうか。

逆に下げ止まらなかった場合は、三段下げを形成する可能性も否定できませんね。そうなると、調整が長引くことになりそうです。

如何だったでしょうか。一見すると同じ動きをするオーストラリアドルとニュージーランドドルではありますが、高値を更新したかしないかで、このように波動の数も見方も変わってくるというのがお分かりいただけたでしょうか。

同じようなチャートでも、よく観察することによって、今後の予想も違うんですね!やはり高値・安値などは重要ですね!

はい。その通りです。
では、次回ですが、次回は冬季オリンピックの開催国であるカナダドルについて波動を調べてみたいと思います。それでは次回もお楽しみに!!

一見同じような動きをしていても、チャートの動きによっては今後の予想も変わってきそうです。次のカナダドルでは何を発見できるのでしょうか。
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