
前回は一目均衡表の波動論の変則形について勉強いたしました。
今回は最後の波動パターンについてお話いただきます。
最後の波動パターンとはどのようなパターンなのでしょうか。
みなさんこんにちは。今回は波動論の最後のパターンについてお話します。
前回は「P波動」(縮小波動)、「Y波動」(拡大波動)についてお話ししました。
また、これらは中間波動と言って、価格変動が収束する時に起こると言った特徴を持っていました。
そして、今回お話しするパターンも、この中間波動時に形成される別パターンとなります。ひょっとするとみなさんの中には、もう気付いている人がいるかも知れません。そう、ボックス(保ち合い)パターンです。
レンジ相場などとも言われる時ですね!
確かに為替相場は動かない時もあります。
そうですね。
これまで見てきた波動には、「P波動」のような「縮小波動」と「Y波動」のような「拡大波動」がありました。これらの波動は、どちらか方向を見出すために動きだそうとしているパターンと考えられますが、そういう時ばかりではありません。取引参加者が何かしら様子を見ながら動く時もあります。
それが、今回お話しするボックスパターンです。ボックスパターンは、高値も安値も超えられず、ある一定の範囲内で価格が上下するものです。
そのパターンは、以下のようになります。

上段が上昇時の保ち合い(モチアイ)パターンで、下段が下降時の保ち合いパターンとなります。
上昇時のパターンは、一見すると保ち合いから、下に価格が落ちるパターンに見えてしまいがちです。
また、下段の下降時のパターンも、上昇時とは逆に、底打ちをして反騰に向かうのではないかと考えてしまいがちです。それを一目均衡表では、これまで見てきた「P波動」や「Y波動」の考え方と同様に、以下のようにとらえトレンドの判断を行うのです。

そうです。上記のチャート図にあるように、ボックス保ち合いパターンも、最終的にはN波動を形成すると考えるのです。上段は、上昇トレンドの中の中間保ち合いからの上離れで、再び上昇波を形成するパターンです。また下段は、下降トレンドの中の中間保ち合いからの下離れで、再び下降波を形成するパターンとなります。
みなさんからしてみれば、結果、言われてみればそうだなという感じだと思いますが、では、なぜこのような考え方になるのでしょうか。
それには、以下のような波の数え方がその根拠となっているのです。それは…。
上記の図のように、一目均衡表の基本波動は、上昇時も下降時も「N波動」の3波構成の連続と考えられているからなのです。この3波構成は、一目山人氏が様々な研究の中から導き出したもっとも重要な波の構成パターンと言えます。
したがって、これまでお話ししてきたように、まず価格の波がN波動になるということと、そのN波動が3波構成で一つの上昇トレンドや下降トレンドを完成するという考え方に結びついているわけなのです。
こうして見れば、価格がボックスを形成した場合、それまでの波の数を数えることによって、伸びる可能性がある波なのかどうかの判断ができ、上昇の中の中間保ち合いなのか、あるいは、天井を付ける時の保ち合いなのかの判断ができることになると言うわけです。
それにしても、一目均衡表は良く考えられたチャートですね。
また、ここでは「N波動の上昇(下降)3波構成」と呼んでいますが、実は海外のテクニカル分析の中でも同じ考え方があり、その考え方では、二つの下降波も入れて5波動で一つの波を形成すると考えられているのです。
それが、あの有名な「エリオット波動論」と呼ばれるものです。エリオット波動については、別の機会に時間があればお話しするとして、一目均衡表の波動論では、上げ、下げだけを捉えるのではなく、常に「N波動」を基本に考えると言うことなのです。
エリオット波動も一目均衡表と似た考え方なんですね!やはり一目均衡表は奥が深いです!
はい。
さて、ここまで価格の波の捉え方「波動論」はいかがでしたか?
この波動論は先ほど少しお話した、エリオット波動論にも通じるところがあり、古今東西、西洋を問わず、価格の波について同様な考え方が存在するということに驚かされるばかりですね。
では、波動論の説明もひと段落したところで、次回は、実際のチャートを見ながら、波動がどうなっているのか、いろいろな通貨で調べてみたいと思います。
それでは、次回もこのブログdeセミナーでお会いしましょう。

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