福永先生のブログdeFXセミナー!第72回

前回は一目均衡表の波動論の変則形について勉強いたしました。
今回は最後の波動パターンについてお話いただきます。
最後の波動パターンとはどのようなパターンなのでしょうか。

みなさんこんにちは。今回は波動論の最後のパターンについてお話します。

前回は「P波動」(縮小波動)、「Y波動」(拡大波動)についてお話ししました。

また、これらは中間波動と言って、価格変動が収束する時に起こると言った特徴を持っていました。

そして、今回お話しするパターンも、この中間波動時に形成される別パターンとなります。ひょっとするとみなさんの中には、もう気付いている人がいるかも知れません。そう、ボックス(保ち合い)パターンです。

レンジ相場などとも言われる時ですね!
確かに為替相場は動かない時もあります。

そうですね。
これまで見てきた波動には、「P波動」のような「縮小波動」と「Y波動」のような「拡大波動」がありました。これらの波動は、どちらか方向を見出すために動きだそうとしているパターンと考えられますが、そういう時ばかりではありません。取引参加者が何かしら様子を見ながら動く時もあります。

それが、今回お話しするボックスパターンです。ボックスパターンは、高値も安値も超えられず、ある一定の範囲内で価格が上下するものです。

そのパターンは、以下のようになります。

ボックス保ち合い

上段が上昇時の保ち合い(モチアイ)パターンで、下段が下降時の保ち合いパターンとなります。

上昇時のパターンは、一見すると保ち合いから、下に価格が落ちるパターンに見えてしまいがちです。

また、下段の下降時のパターンも、上昇時とは逆に、底打ちをして反騰に向かうのではないかと考えてしまいがちです。それを一目均衡表では、これまで見てきた「P波動」や「Y波動」の考え方と同様に、以下のようにとらえトレンドの判断を行うのです。

ボックス保ち合い

そうです。上記のチャート図にあるように、ボックス保ち合いパターンも、最終的にはN波動を形成すると考えるのです。上段は、上昇トレンドの中の中間保ち合いからの上離れで、再び上昇波を形成するパターンです。また下段は、下降トレンドの中の中間保ち合いからの下離れで、再び下降波を形成するパターンとなります。

みなさんからしてみれば、結果、言われてみればそうだなという感じだと思いますが、では、なぜこのような考え方になるのでしょうか。

それには、以下のような波の数え方がその根拠となっているのです。それは…。

上記の図のように、一目均衡表の基本波動は、上昇時も下降時も「N波動」の3波構成の連続と考えられているからなのです。この3波構成は、一目山人氏が様々な研究の中から導き出したもっとも重要な波の構成パターンと言えます。

したがって、これまでお話ししてきたように、まず価格の波がN波動になるということと、そのN波動が3波構成で一つの上昇トレンドや下降トレンドを完成するという考え方に結びついているわけなのです。

こうして見れば、価格がボックスを形成した場合、それまでの波の数を数えることによって、伸びる可能性がある波なのかどうかの判断ができ、上昇の中の中間保ち合いなのか、あるいは、天井を付ける時の保ち合いなのかの判断ができることになると言うわけです。

それにしても、一目均衡表は良く考えられたチャートですね。

また、ここでは「N波動の上昇(下降)3波構成」と呼んでいますが、実は海外のテクニカル分析の中でも同じ考え方があり、その考え方では、二つの下降波も入れて5波動で一つの波を形成すると考えられているのです。

それが、あの有名な「エリオット波動論」と呼ばれるものです。エリオット波動については、別の機会に時間があればお話しするとして、一目均衡表の波動論では、上げ、下げだけを捉えるのではなく、常に「N波動」を基本に考えると言うことなのです。

エリオット波動も一目均衡表と似た考え方なんですね!やはり一目均衡表は奥が深いです!

 はい。
さて、ここまで価格の波の捉え方「波動論」はいかがでしたか?

この波動論は先ほど少しお話した、エリオット波動論にも通じるところがあり、古今東西、西洋を問わず、価格の波について同様な考え方が存在するということに驚かされるばかりですね。

では、波動論の説明もひと段落したところで、次回は、実際のチャートを見ながら、波動がどうなっているのか、いろいろな通貨で調べてみたいと思います。

それでは、次回もこのブログdeセミナーでお会いしましょう。

ボックス相場の時でも、N波動の波の数を数えることによって、その後の予想が立てられるんですね!一目均衡表は本当に凄いですね。福永先生、ありがとうございました!LEVEL UP!!
本サイトはお客様へのアドバイスや店頭外国為替証拠金取引及びその他取引の勧誘等を目的としたものではありません。
投資運用のご判断はお客様ご自身の責任において行ってください。
ブログへ戻る
前へ   次へ

【取引に関する注意事項】
■店頭外国為替証拠金取引(FX取引)は、元本や利益を保証するものではなく、相場の変動などにより損失が生ずる場合がございます。お取引にあたっては商品内容・リスクを十分にご理解いただき、ご自身の責任と判断においてお取引していただくようお願いいたします。また、逆指値注文を活用したり、無理なお取引を控えたりするなど、リスクを小さくする方法を講ずることをお勧めします。■「みんなのFX」は各通貨組合せごとにオファー価格とビッド価格を同時に提示し、お客様はオファー価格で買い付ける注文、ビッド価格で売り付ける注文を出すことができます。「みんなのFX」は、お客様に提示するオファー価格及びビッド価格をカバー先銀行の提示する価格を参照して、通貨の組合せ及び市場の状況に応じて決定します。原則としてオファー価格は、ビッド価格よりも高くなっています。■取引手数料は1回の注文数量が10,000通貨単位以上の場合は無料、10,000通貨単位未満の取引については取引ごとに1通貨単位あたり3銭(1,000通貨単位当たり30円)となります。新規取引の際に1,000通貨単位で取引した建玉については、その合計の建玉が10,000通貨以上となった場合でも決済手数料がかかります。口座維持費は無料となります。■証拠金必要額は、注文時の各レバレッジにより1倍のとき総約定代金の100%、5倍のとき20%、20 倍のとき5%、50倍のとき2%、100倍のとき1%(ただし、ZAR/JPYは5%まで)です。例えばUSD/JPY(1ドル100円の場合)をレバレッジ50倍で10,000通貨(1Lot)保有するのに必要な証拠金は20,000円となり、レバレッジ50倍で1,000通貨(0.1Lot)保有するのに必要な証拠金は2,000円となります。 ■お客様が行う店頭外国為替証拠金取引(FX取引)の額は、レバレッジの効果から、お客様が預託すべき委託証拠金の額に比べて大きくなるため、大きな利益が期待できる反面、予想した相場と違った場合には損失も大きくなり、預託した証拠金の額を上回るおそれがあります。■保有ポジションの持ち越しは、スワップポイントの獲得が期待できる反面、為替変動のリスクにさらされます。特に週末のポジションの持ち越しは、クローズレートとオープンレートにかい離が発生する可能性もあるため、リスクが大きくなります。■為替レートの変動などにより、お客様が注文時に指定したレートと実際に約定するレートとの相違(スリッページ)が生じ、注文したレートで取引が成立しなかったり、配信レートとは異なる不利なレートで取引が成立してしまったりする場合があります。■店頭外国為替証拠金取引は、お客様と当社の間の相対取引であり、「みんなのFX」の配信レートは、複数のカバー先からの配信レートを基に当社で独自に生成したレートを提示している為、取引所市場のレートや同業他社のレートと大きくかい離する場合があります。また特に大きな金額の注文の場合、当社のカバー取引の実現性により、お客様に不利なレートで成立する可能性が高くなるとともに取引自体が不成立となる場合があります。■ロスカットルールは、お客様の資産の損失拡大を防ぐ為のルールですが、必ずしもお客様の損失を限定するものではありません。通貨等の価格、経済指標の数値の変動等により、急激な相場変動が起こった場合は、預託した証拠金以上の損失が発生するおそれがあります。 ■「みんなのFX」の店頭外国為替証拠金取引サービスにおいては、追証が発生した際、追証入金期限までに追証不足額以上のご入金が当社で確認できない場合、もしくはポジションの決済による追証不足額以上のポジション必要証拠金の減額がない場合には、保有している全ての建玉を強制的に決済いたします。かかる注文については、約定が不成立となるリスクを低減するために取引画面に配信されているレートとは関係なく、カバー先からの配信レートの中から約定成立の可能性が最も高いと考えられるレートを選んで適用することが多くあります。このため、場合によっては預託された証拠金を上回る損失が発生することもあります。

トレイダーズ証券株式会社 第一種及び第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第123号
加入している協会:日本証券業協会 社団法人金融先物取引業協会