福永先生のブログdeFXセミナー!第71回

前回は一目均衡表の波動論の基本形について勉強いたしました。
今回はその他の波動パターンについてお話いただきます。
波動論の基本形の他にはどのようなパターンがあるのでしょうか。

前回から波動についてお話していますが、波動高値から安値までを連続した価格の波を捉えたものでした。また、「波動論」とは、その波の形から価格のトレンドを導き出そうとしたものであるとお話ししました。

この波動論での波動パターンが見つけられるようになると、価格の方向が読めるようになるため、中長期の投資に役立つといったメリットも考えられると思われますので是非参考にしてください。

波動には上昇時と下降時で、それぞれ形がありました!

はい。では、前回お話しした波動をもう一度思い出してみましょう。前回お話ししたのは、波動の基本形で、「I波」、「V波」、「N波」と呼ばれるものでしたが、今回お話しするのは、これら基本形とは異なるパターンについてです。

値幅観測論の計算値でもお話ししましたが、基本形のほかに特異なパターンが存在するのです。分かりやすく言うと、基本形は、波がシンプルなパターンで、その他のパターンは波が複雑なパターンとなります。

では、そのパターンを見てみましょう。

最初に紹介するパターンは、「P波動」呼ばれるものです。ご覧の通り、「P波動」は単純な上下動で上昇していくものではなく、小さな波の上下動幅が何度も繰り返されもみ合い状態のようになるパターンです。また、下値(安値)を切り上げていくパターンもこの「P波動」の特徴です。

さらにこの「P波」は、「縮小波動」とも呼ばれ、時間がたつに従って徐々に上下動の価格変動の幅が狭くなっていくものとなります。

続いては、「Y波動」です。
次は「Y波動」と呼ばれるパターンです。ご覧のように、この「Y波動」は「P波動」とはまったく逆のパターンで、時間がたつにしたがって、上下の価格変動幅を広げながら繰り返すものとなります。このとき、下値(安値)がきり下がると同時に上値(高値)もきりあがっていくパターンです。そのため、価格がどちらに向かうのか一見すると見分けが難しいパターンと言えそうです。

さて、ここまで二つのパターンを見てきましたが、この二つは上昇時のパターンでしたが、続いては下降時のパターンです。

下降時の「P波動」も「縮小波動」のもみ合いの状態となりますが、このもみ合いの状態のときに上値(高値)が徐々に切り下げられ、三角もち合いのような形を作るのが特徴です。こうして見ると、一見下値が硬く、反発しそうに見えますが、なかなか高値を上抜けず下値(安値)を割ったところから下落が始まるパターンです。

続いては、下降時の「Y波動」です。
下降時の「Y波動」も上昇時と同様、上値を切り上げると同時に下値も切り下げるといった「拡大波動」となりますが、下降時の特徴は安値近辺でこのような「拡大波動」が起こることです。このような動きになってくると前回の高値を上抜いたところから、上昇トレンド入りしたと考えてしまいがちですが、実はここからさらに下落していくパターンとなるのです。

では、ここまで見た4つのパターンをまとめて見るとどうなるでしょう。次のチャートをご覧ください。

このように波を集約して見ると、上昇パターンも下降パターンも上記のチャートのように、最終的には基本型のN波動(赤い線)を形成していることがわかります。

また、この「P波動」や「Y波動」は中間もみ合い時の特徴と考えられており、上昇時は、高値と高値を結んだ線(レジスタンスライン)を超えていき上昇トレンドを形成下降時は、安値と安値を結んだ線(サポートライン)を下回って価格が下降トレンドを形成していくことになるのです。

前回にお話があった「価格の波は最終的にN波動に集約される」とはこういうことなんですね!

そうなんです。
このようなちょっとした動きの特徴を発見して、上昇トレンドや下降トレンドの継続を見逃さないようにしてくださいね。

では、次回ですが、次回は中段も見合いの時に現れる最後の波動パターンをご紹介します。
次回もお楽しみに!

波動論の基本形以外にも、ある特徴をもった形がありました。実際のチャートでも、あてはまるところがありそうです。福永先生、ありがとうございました!LEVEL UP!!
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