福永先生のブログdeFXセミナー!第25回

新年最初のテーマは、現在のキーワードとなっている金利政策についてでした。
今回からはテクニカル分析について、もう少し詳細に教えていただきます。
最初のテーマは、「ロスカット」にも深く関わる、マーケットの変動について。初心者の方は必見です・・・!

みなさんこんにちは。
年が明けてから少しドルが買い戻され、円安方向に振れましたが、その後、再びドルが売られる展開で、動きが目まぐるしいものになっています。

少ない証拠金をやりくりして、レバレッジを効かせて取り引きしている投資家は、価格が一気に上下に振れてしまうと、両方の動きでロスカットを余儀なくされてしまうことになってしまいそうです。

買っても売ってもロスカットに・・・?!

いったいどうすればよいのでしょう?!

今回からは、日中の動きの中で特徴的なものをピックアップしたテクニカル分析編をお送りします。

では、早速ですが、以下のチャートをご覧ください。

ドル/円チャート(30分足)

これは、1月5日の休み明けからのドル/円の5日分の15分足チャートです。
このドル/円チャートを見ているとある特徴に気づきます。

みなさんもお分かりですか?

それは、「マーケットのふるい落とし」と思われる動きです。
私は、「マーケットのふるい落とし」の動きを以下のように定義しています。
たとえば、「安定した動きから一気に一方方向に大きく動き始める」ことや、これまでと「同じ方向の動きが加速」が「組み合わさる」こととしています。
上記のチャートの○で囲んだ部分を見てください。
何箇所かありますが、最初の○では、1月5日の取引開始当初は横ばいで推移していましたが、その後、一気に円高に向かいました。
この日は、正月休み明けの最初の取引ですから、心理的には様子を見たいところです。
ところが、一気に円高方向に向かい始めたために、不意を突かれた格好となり、その動きを逃すまいと、ドルの売りポジションを持ってしまうところでしょう。

また、円高の流れに乗れなかった取引参加者は、もみ合ったところでチャンスとばかりにドルを売りたくなるところです。

一方で、レバレッジを効かせたドルの買いポジションを予め保有している人たちにとって、一気の円高はロスカットの対象となってしまいます。
ここで、あらかじめポジションを持っていた保証金の少ない投資家がマーケットから離脱することになります。


そのロスカットが止まると、短い時間のもみ合いの段階があり、このもみ合いの段階からさらにほんの少しだけ円高に向かいますが、直ぐに切り返し、今度は円安方向に一気に動いています。

こうなると、初めの動きにうまく乗れてドルを売った取引参加者や価格を眺めていた一般の投資家は、買い戻さざるを得ない状況に追い込まれると同時に、どちらの方向に為替が動こうとしているのか全く読めないようになるのです。

その結果、手を出しづらくなり、必然的に取引参加者や取引量が少なくなってくると考えられます。

取引参加者が少なくなってくると、今度は変動幅が小さくなり、動きも安定してくる(下値切り上げ型の三角保ち合いを形成する)ことになります。
2つ目の○では、保ち合いから再び動きが円安に一気に加速します。

加速の度合いを測る場合、私は角度で見るようにしています。
これは、ギャンが使っていた手法です。
急角度であればある程、加速度が高いと考えられますし、また横軸の時間が長ければ、その分、変動幅も大きいということになるのです。

2つ目の○のケースでは、角度は急ですが、変動している時間が短いため、こういった動きになれていない取引参加者は、ロスカットの連続となってしまうように思われます。
続いて3つ目の○ですが、ここは、トレンド転換が起こっているところですが、これまでのように、急激に動くのではなく、じわじわと円高方向に向かう状況となっています。
これまで1つ目の○と2つ目の○までの動きを見てきた取引参加者は半信半疑で、このトレンドに乗ることは非常に難しいと思われます。

さて、最終段階となりますが、緩やかなトレンドが発生し、そのまま円高方向に向かいそうになり、取引参加者もそろそろ相場変動が落ち着いてきたところかなと思わせたところで、一気の円安(4つ目の○)です。

もう、この段階では1月5日の段階から7日まで残っている取引参加者はいないのではないかと思われる状況になっていることでしょう。
以上のような動きが、私が「マーケットのふるい落とし」と呼んでいる動きです。

株価でも同じような動きがありますが、株取引の場合、売買高がリアルタイムで分かります。
FX取引の場合、売買高が見えないので、株取引と全く同じとは言えないかも知れませんが、私の過去の経験則では、概ね同じ動きを示しているのではないかと思われます。

最後に、みなさん既にお気づきの方もおられると思いますが、この形何かに似ていませんか?

そう、ヘッドアンドショルダー(トリプルトップ)と呼ばれる形です。
これは、価格が天井圏を付ける時に出現する形です。

第4回セミナーで、最初に勉強したパターン分析ですね!

今回は、日中足のトレードの中でお話ししましたが、この日中足を日足に直してみた時、下向きの25日移動平均線や75日移動平均線、また、前回の価格の節目にちょうど接近していたとしたらどうでしょう。

その場合考えられることは、日足のトレンドによる売り圧力と、上抜けしようとする買い圧力両方が交錯するために、分足によるヘッドアンドショルダーが形成されるのではないかと考えています。

今回のケースでも、ドル/円の日足チャートで見てみると、25日移動平均線の手前でかつ、11月24日の93円台の節目でヘッドアンドショルダーを形成していますので、参考になるのではないかと思います。

ドル/円チャート(日足)

トレンド転換するかどうのポイントに差し掛かった時、価格変動の動きを決めつけてしまい、先走りしてトレードに参加してしまうと、こういった「ふるい落とし」の動きに巻き込まれてしまい、実際のトレンド転換時には、取引に参加することができないということになりかねませんので、十分注意してください。

初心者が実際にトレードを行うのは、ヘッドアンドショルダーが完成したところで十分だと思います。

FXを知る前は、金利が低いと、預金やローンへの影響がまっさきに頭に浮かびましたが、こんなにも通貨の価格に影響がある重要なポイントなのですね。福永先生、ありがとうございました!LEVEL UP!!
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