福永先生のブログdeFXセミナー!第18回

FXセミナーでは色々な通貨について教えていただきましたが、今回は最新現地生レポート!
ユーロ安で経済の先行不安がささやかれているユーロ圏の国は、現在一体どんな雰囲気なのでしょうか?

今回は、「ユーロレポート」と題してお話ししたいと思います。

実は、11月1日から9日までヨーロッパに出張しておりました。
出張の理由は国際テクニカルアナリストのカンファレンスに出席するためです。
開催場所はパリでしたが、パリでのカンファレンスに出席する前にイタリアにも訪問しました。

本来、「ユーロレポート」と題してお話しするには、ドイツ、スペインなども訪問してお話ししなければならないのではないかと思いますが、時間が許さなかったので、そこはお許し下さい。

うらやましいです!

最近ニュースでユーロ圏の経済について色々と言われているので、実際の様子が気になります!

では先ず、イタリアフランスの街の様子からお話ししたいと思います。

イタリアは、ナポリを訪問しました。
ローマやミラノのような大都会と違ってナポリは港町です。
そのため、都市のような大規模開発はありませんが、観光客が多く訪れ、ナポリを行き来する人々を見ることで、ナポリに集まる人が多いのか、あるいはお金持ちが多いのか、どこの国の人が多いのかなどを観察することで、景況感を知ることができると思われます。

実際の街の様子ですが、11月という季節がら、観光客はさほど多いとは言えませんでしたが、以前訪れた時よりも、街の中には高級ブティックの店が立ち並び、ナポリの街は活気に満ちているといった感じでした。
また、何より驚いたのは、タクシーでホテルまで移動した時のことですが、両替して間もなくだったため、小さいお札が手元になく、お釣りはいりませんといったところ、「いえ、お釣りを返します。」と言って、返してくれたのです。

これには、さすがにびっくりしました。
以前、ナポリを訪れた時、タクシー料金を高めに言われたという嫌な経験があったので、最初から多めに支払ったのですが、意外な反応でした。

みなさんは、たまたま乗ったタクシーのドライバーが良い人だったのではと思われるかも知れませんが、海外ではチップを受け取るのは当たり前なので、チップを返すという習慣はありません。
したがって、チップを返すということは余程のことなのです。
ここからは私の勝手な解釈になってしまいますが、チップを返してくれたのは、景気が良く、ゆとりができたので、それが接客態度になって表れたのではないでしょうか。
これは、すごいことです。
それだけ景気が良いということですし、景気の良さは、人の態度までも変えるということなのではないでしょうか。

また、街を走る車も、以前は古くて車体が凹んでいるものをたくさん見ましたが、そういった車は少なく、最新型が多かったです。ただ、日本車は少なく、日産のマーチをちょくちょく見かけたくらいでした。
次は、フランスです。
フランスの街の様子ですが、パリはさすがにこの季節でも観光客が多いという印象です。
また、訪れている国の人々も様々な国の人たちでした。

以前、お話ししたように私はパリに半年ほど住んでいたことがあったのですが、その時よりも街に活気があって、「欧米の金融危機」という新聞の見出しを飾る言葉のイメージとは全く異なるものでした。
具体的には、街を走る車です。
パリは国際都市ですから、様々な国の車が走っていますが、シャンゼリゼなどを歩いていると、ナポリの街と同様に新型車が多く、高級車も目立ちました。
街を歩くだけではなく、さらに、百貨店にも出かけました。こちらも景況感を知る上で重要だと思ったからです。

テクニカルアナリストのカンファレンスが終わってから出かけたので夕方から夜にかけてでしたが、百貨店は人でごったがえしていました。
フランスの百貨店と言えば、プランタンやギャルリーラファイエット等が有名ですが、それらの百貨店の中を歩いていても、観光客だけでなく、フランス人が多かったのが印象的でした。

ヨーロッパに訪れる観光客(ヨーロッパ以外の地域)は、免税という特典があるため、百貨店でよく見かけますが、フランス人が多かったのにはちょっと驚きました。
これも、さほど景気が悪化していないことを表しているのでしょうか。

私が訪欧中にECBが利下げを行ったというニュースを見ましたが、百貨店の賑わいを見て、インフレにならないのかと逆に心配したくらいです。
日本で聞くニュースでは、欧米の金融不安は厳しく、株価の下落から相当に暗くなっているのではないかと、フランスやイタリアに向かう前、心配していましたが、全くの稀有に終わったというのがヨーロッパを訪問しての印象です。

そうなんですね・・・!
意外です。
毎日のくら~いニュースに、街中もくら~くなっているのかと思っていました。

そうなんです。
では、新聞の見出しやニュースは間違いなのでしょうか。ここが重要なポイントです。
現在の金融危機は、まさしく金融機関の不良債権などの問題な訳ですが、まだ、実体経済にまで悪影響を与えるところまで進んでいないということなのではないでしょうか。

また、株価下落やユーロなどの為替の下落と、実際に町を見た印象のギャップの大きさに驚かされたというのは、何を物語っているのでしょう。
これまでの経験則では、株価や為替の動向は、将来起こる実体経済を先取りして動いているといわれます。
そうなると、今後実体経済にも悪影響が出てくることが考えられそうです。

ひとつは、欧米の実態経済に対する悪影響が実際に表れてきた場合です。
この場合、実体経済に悪影響が出てきた場合でも、ユーロ安が進むかどうかがポイントです。
ユーロ安が続くとなれば、実体経済への悪化が続くと投資家は考えているわけですから、外部環境の変化がなければ、ユーロ安が止まるのには時間がかかることになりそうです。
また、二つ目は、実体経済に悪影響が出た場合でも、ユーロ安にならない場合です。
この場合は、実体経済の悪化は、長引かないという見方になるのではないでしょうか。
(もちろん通貨ペアの相手国との相対比較も必要ですので、一概には言いきれないことではありますが...)
ただ、ヨーロッパを訪問して日本人の実感として言えることは、今回のユーロ安は予想以上にヨーロッパを訪問する日本人を含む外国人にとっては、相当恩恵を受けられるということです。

たとえば、実際に日本で売られているブランド品は、6割ぐらいの値段といったところでしょうか。(127円で換算)
現在のユーロ安がもたらす外国への好影響が続けば、仮にヨーロッパの景気に悪化傾向がでても、景気の下支えになるかも知れません。

特に、最近台頭著しい中国の旅行者の行動を見ていると、ひところの日本人旅行者のように、パリの百貨店でブランド品を大量買いする姿が目につき、景気の良さが分かりました。
こういった、新興国の需要などを考えると、仮にユーロがさらに安くなった場合、ユーロ通貨に対する相当の実需が出てくるのではないでしょうか。

なるほど、まず実体経済に悪影響が表れるかどうか、次にユーロ安が進むかどうかがポイントなのですね。

それにしても、6割ですか!今すぐヨーロッパに行きたいです・・・。

はっはっ。ぜひ、エリリンもヨーロッパに行ってください。冬のヨーロッパは天気が悪いですが、お買い物ならグッドだと思いますよ。

おっと。ヨーロッパ訪問の印象の話はこの位にして、話を経済に戻します。

最近発表されるEU各国の景気指標は、悪化を示す兆候がでていますが、みなさんは、今後のユーロの動きをどう思われますか。
通貨変動はFX取引にとってはチャンスです。ぜひそのチャンスを実益に変えてください。

このブログでも、実際の取引に役立つ、さらに充実した内容でお話ししていきますので、これからもよろしくお願い致します。

今までもお話していただいていたように、その国の実際の状況を見ると、経済状況や今後の為替の動向についても判断がしやすくなりますね!福永先生、ありがとうございました!LEVEL UP!!
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