福永先生のブログdeFXセミナー!第5回

FXセミナー第5回目からは、オセアニア通貨について教えていただきます。
最近注目されているオセアニアですが、これを読めば納得!
目からウロコのお役立ち情報満載です!

今回は、オセアニア通貨についてお話しします。

オセアニアというと、オーストラリア、ニュージーランドが真っ先に思い出されますが、実は、この2つの国以外にたくさんの島や国があります。

オセアニア地図

これらの国々は、リゾート地としても知られており、エリリンも旅行で訪れたことがあるのではないですか。

また、旅行に行くとわかりますが、これらの国で使われている通貨を思い出してみてください。

自国の通貨がある国もありますが、使われている通貨は、米ドルや豪ドルなどが多いですね。 米ドルは、基軸通貨(キーカレンシー)と呼ばれるように、国際間の取引で使われている通貨なので、その国の主要通貨としても利用されているのはわかりますが、オセアニア地域では、豪ドルを自国の通貨として流通させている国もあるようですね。

はい、南の島は大好きです!

なるほど、オーストラリア以外で領土でないところでも、豪ドルが使われているのですね。

ところで、近年になってオーストラリアが、観光だけではなく経済的にも注目を集める状況となってきているのをご存知ですか?

その理由は、オーストラリアが持つ鉱物資源などに対する注目が高まっているからです。

鉱物資源とピンとこない人がいるかもしれませんが、鉱物資源とは、鉄の原料となる鉄鉱石アルミニウムの原料となるボーキサイト、また石炭亜鉛といったものから、さらには原子力発電などに欠かせないウランなどのことで、オーストラリアが埋蔵する、鉱物資源の種類の豊富さと言えば、世界の中でも群を抜いて際立っているのです。
この鉱物資源への注目が高まっているのは、中国やインドなどの新興国と呼ばれる地域の経済発展により需要が増加し、鉱物資源の価格が上昇しているからなのです。

価格の上昇といえば、鉱物資源だけではありません。

みなさん良くご存じのように、穀物類の価格も上昇しており、中でも小麦などはオーストラリアが主要な生産国のひとつとなっています。
このように、鉱物資源や穀物などの価格が上昇すると、これらを海外に輸出しているオーストラリア企業は大きな利益を得られます。

また、こういったオーストラリア国内企業が利益を上げれば、そこで働く労働者の賃金が上がります。

賃金が上昇すれば、その分オーストラリア国内の消費が活発になって
景気が良くなるというわけです。
このように、オーストラリアは、これら鉱物資源の価格上昇によって世界の中での自国の存在感を高めるともに、観光立国から鉱物資源や経済でも地位が向上する状況となっているのです。

たしかに、持っているものの価格が上がって高く売れるようになれば、景気が良くなりそうですね!

では、これらの商品価格がどれだけ上昇したのか、見てみたいと思います。

それぞれの価格を見るのは大変ですから、商品価格という形でまとめた指数があります。
これをCRB指数と呼んでいます。
CRB指数は、原油、金、銀、銅、白金、トウモロコシ、小麦、牛、豚、コーヒー、ココア、砂糖などから構成されており、最近価格が急騰している商品をほぼ網羅していると言ってよいでしょう。

このように、このCRB指数は、商品市況を見る上で非常にわかりやすい指標ですので皆さんも気を付けて見ておくとよいと思います。

CRB指数を見てみると、7月上旬に高値を付けた後、指数が下落しているのがわかりますね。
このチャートの形から見ると、少し下降トレンドにはいっているような・・・。
※チャートについての詳しいお話は、第7回以降で行う予定です。

次に、オーストラリアドルの動きもチャートで見ておきましょう。

これは、びっくり!!

オーストラリアドルの動きを見てみると、CRB指数の動きと大変良く似ていますね。

3月下旬からCRB指数が上昇を始めた後、豪ドルも上昇しています。
その後、7月上旬まで上昇を続けたCRB指数が高値を付けた後、遅れてオーストラリアドルも高値を付け下落しています。
本当ですね!

少しだけ時期がずれて、チャートが同じような形をしています!

いかがですか?CRB指数がオーストラリアドルの先行指標となっているのがわかりますね。

先ほど説明したように、オーストラリアは資源大国であるため、資源価格が通貨の強弱にも影響を与えると、取引する人たちは考え、オーストラリアドルを売っているようですね。

では、オセアニア地域の最後に残った国、ニュージーランドの通貨はどうでしょう?

こちらは、ローソク足がニュージーランドドルで、折れ線がオーストラリアドルです。
この2通貨は、4月の下旬まで連動していましたが、5月にはいってからニュージーランドドルが横ばいに変化し、その後下落してしまっています。

こうして見ると、ニュージーランドドルはCRB指数との連動性があまり強くないということになりますね。

ニュージーランドは、オーストラリアと異なり、資源はあるものの、資源大国とまではいきませんから、このようにある一定のレベルを超えてしまうと、価格がCRB指数を追随できなくなってしまうようです。
へぇ~。
同じオセアニアでも、資源の状況によってこんなに通貨の価格に差が出てくるのですね!

いかがでしょうか。
前回のイギリスのポンドとは全く違った動きをするオーストラリアドルとニュージーランドドルですが、その国の事情を知ることで通貨の売買判断に役立つということをおわかりいただけたでしょうか。

次回は、景気動向と金利から見た、オーストラリアドルとニュージーランドドルについてお話しを進めていきます。お楽しみに!

似た動きをしていたり、異なる動きになったり・・・。どちらもその国の背景を知ると原因がわかるのですね!福永先生、ありがとうございました!LEVEL UP!!
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