
第2回FXセミナーでは、政治・経済や歴史が通貨の価格変動と深く関わっていることを勉強しました。
では、いよいよ『経済指標』について教えていただきましょう。
どの指標がどのような意味を持つか、ご存知ですか?
今回は、ポンドの価格変動に関係する経済指標についてお話ししたいと思います。
経済指標というととても難しく感じるかも知れませんが、実はとても身近なものなのです。
経済指標の発表でレートが大きく動くということはよくありますよね。
でも、なんだか政府や機関の偉い人がムズカシイお話をしているというイメージですけど・・・。
たとえば、第1回のブログでイギリス事情についてお話ししましたが、このイギリス事情についての話がすなわち、経済指標を語る元になっているのです。
経済とはすなわち、私たちの実生活のことですから、イギリスに限らず、日本を含む世界各国で生活している人たちの活動こそが経済活動と言えるのです。
ですから、第1回ブログの「イギリス事情あれこれ」を思い出していただければ、イギリスの経済状況が簡単にわかってくるのです。
では、もう一度思い出してみましょう。
確か、1£210円で計算すると、ロンドンの地下鉄の初乗り運賃
は800円以上でしたね。
また、たばこも1000円以上でした。さらに家賃ですが、日本で言
うワンルームマンションで、約16万円から25万円超と、
とても物価が高いのがわかります。
そうそう、そうでした・・・。
物価が高い→景気がよい→金利が上昇→通貨が買われるという流れでお話が進んでいきましたね。
これらの物価高は、今に始まったことではありません。以前から徐々に徐々に上昇してきているわけです。
理由を考えますと、先ほどからお話ししている経済活動(生活)が活発で、それだけモノに対する需要が旺盛だったためではないかと考えられます。
その証拠に、イギリス事情で物価の状況と一緒に見ていただいた、市場に出回るお金を調整する金利(正確には政策金利といいます)ですが、この金利が2003年の3.75%を底に上昇をはじめ、2007年11月の5.75%まで上昇が続きました。
その5.75%が金利のピークとなった後、2007年12月に初めて引き下げられ、現在では5%まで低下してきているのです。

わぁ、本当に金利の変動と一緒にポンドの価格も同じように変動していますね!
では、金利低下の要因は一体何だったのでしょうか?
ここで、金利を動かすその他の経済指標が登場するのです。
いろいろ見方はあると思いますが、イギリスのように金利の高い国は、今後も金利が引き下げられるかどうかが、為替取引の重要なポイントになります。
ただこの時、黙って金利引き下げの発表をただじっと待っていたのでは、判断が遅れてします。
なぜなら、金利に影響を与える経済活動の指標を、ポンドを取引する人たちが注意して見ており、金利引き下げよりも前に行動を起こすからなのです。
それでは、私たちの経済活動にかかわる重要な指標とはどのようなものがあるのでしょうか?
例えば、一般的には・・・。
1番身近なもので、消費者物価指数があります。
私たち消費者は、モノを買って消費していますが、この消費によって物価がどのように上昇しているかを表したものです。
(ただし、原材料価格が上昇して物価が上昇する場合もあるので、必ずしも消費が活発で物価が上昇するというわけではありません。原材料高による物価上昇時は、金利を上げると景気に悪影響が出てしまう可能性があるので、金利を上げるのが難しくなります。=通貨売りと判断されることも・・・)
また、消費動向をチェックするとき、小売売上高なども参考になります。
さらに、需要が旺盛でモノの値段が上昇していった場合、企業は生産を活発化させます。
そういった動きを見るのが、鉱工業指数などとなります。
そして、生産が活発になってくると、人手や設備が必要になります。
そこでまたその度合いを教えてくれるのが、雇用統計や機械受注統計などとなるわけです。
まだありますよ、景気が良くなって賃金が上がってくれば、住宅も手に入れたくなりますよね。
その際には、住宅価格の動向を教えてくれる様々な指標が用意されています。
こまごまとした動きは多々ありますが、金利がピークアウトした後に、ポンドが売られる理由となった経済指標の発表とその内容を以下の日足チャートに書き込んでみます。
一旦金利引き下げとなった最近の動きでは、消費者物価指数や住宅価格に敏感に反応しているようです。
いかがでしたか?
ポンドの動きに影響を与えた経済指標の一部と価格変動の様子を、チャートを使ってご紹介しましたが、一見難しく思える経済指標も、このようにして見ると全てが身近で、かつ、つながっているのがわかりますね。
このようにして見ていけば、使いなれない言葉もなんとなく想像がつくようになって、さらに身近に感じるようになるのではないでしょうか。
はい!
今日も、身近なことからどんどん連想していって、GDPまでたどり着いちゃいましたね!
為替を動かす経済指標は、私たちの生活をベースに作られているものです。
取引する通貨の国の状況を把握することで、大いに役立つことがお分かりいただけたと思います。
でも、ちょっと待って下さい!?
それでも、経済指標は苦手だとか、あるいは毎回チェックするのは、大変という人がいそうですね。
それでは、そういう人のために、次回は売買タイミングを教えてくれるテクニカルチャート分析についてお話ししたいと思います。
お楽しみに!!

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