好調な米雇用を背景に114円台を示現

今週のドル円は114円台まで上昇。週明けは米長期金の上昇を受けてリスク選好的な買いからジリ上げの展開になるなか、米ISM製造業景況指数が57.8と市場予想を大きく上回ったことで113.45円付近まで上昇しました。翌4日は米国の独立記念日にあわせて北朝鮮がICBMの発射実験を行ったことでリスク回避から112.730円まで下落しました。もっとも、米国の堅調な経済成長を背景に底堅い展開になりました。その後、米雇用統計待ちの様相となり113円台でもみ合いに。米雇用統計では非農業部門雇用者数が22.2万人と予想の17.9万人を大きく輪回ったことでドル買いが優勢になり114.178円まで上昇し113.910円で取引を終えました。


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                                                               [image: みんなのFX 日足チャート 一目均衡表]


来週のドル円は堅調な値動きを想定しています。日銀が買いオペを増額した一方で、主要国の中央銀行が緩和縮小に向かっていることから円キャリートレードが発生しやすい

状況になるため、114円台をしっかりと乗せて下値固めになるか注目したいです。また、北朝鮮による地政学リスクも後退してきており上値を試すにも良い機会となるとみます。その他、来週の材料はイエレンFRB議長による半期に一度の議会証言が13日に控えています。金利の利上げペースに変更があるか注目したいです。


 

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image: REUTERS 北朝鮮の国営テレビにてICBM発射の成功を報じる】



























2017年7月 7日の経済指標とトレードポイント

FX - 本日の経済指標
  
日時 関連通貨 タイトル 前回 予測
7日 23:00CADIvey購買部協会指数 6月53.858.0
7日 21:30CAD新規雇用者数 6月5.45万人1.00万人
7日 21:30CAD失業率 6月6.6%6.6%
7日 21:30USD平均時給[前月比] 6月0.2%0.3%
7日 21:30USD失業率 6月4.3%4.3%
7日 21:30USD非農業部門雇用者数変化[前月比] 6月13.8万人17.8万人
7日 17:30GBP貿易収支 5月-103.83億ポンド-108.50億ポンド
7日 17:30GBP製造業生産指数[前月比] 5月0.2%0.5%
7日 17:30GBP鉱工業生産指数[前月比] 5月0.2%0.4%
7日 15:45FRF鉱工業生産指数[前月比] 5月-0.5%0.6%
7日 15:45FRF財政収支 5月-579億ユーロ-
7日 15:45FRF経常収支 5月-31億ユーロ-
7日 15:45FRF貿易収支 5月-55.35億ユーロ-51.00億ユーロ
7日 15:00DEM鉱工業生産[前月比] 5月0.8%0.2%
7日 14:45CHF失業率 6月3.1%3.0%
7日 14:00JPY景気一致指数(CI)・速報値 5月117.1115.5
7日 14:00JPY景気先行指数(CI)・速報値 5月104.2104.5
7日 09:00JPY毎月勤労統計調査-現金給与総額[前年同月比] 5月0.5%0.4%
7日 08:50JPY外貨準備高 6月1兆2519億ドル1兆2572億ドル

昨日に続き方向感の出ない日が続いています。上値は北朝鮮による地政学リスクに抑えられ、下値は米国の経済成長への期待に支えられている構図がみてとれます。地政学リスクは突発的に発生し、短期的に意識されるものの、のど元を過ぎると収束していく傾向にあります。北朝鮮による地政学リスクがマーケットに食傷気味に受け取られるまでにはまだ数日間掛かる見通しですが、本日の米雇用統計がマーケットの期待通り良好な内容になれば、地政学リスクの収束の一助になることが考えられ、ドルにとっての正念場になりそうです。

2017年7月 6日の経済指標とトレードポイント

FX - 本日の経済指標
  
日時 関連通貨 タイトル 前回 予測
6日 23:00USDISM非製造業景況指数(総合) 6月56.956.5
6日 21:30USD新規失業保険申請件数 前週分24.4万件24.4万件
6日 21:30USD貿易収支 5月-476億ドル-463億ドル
6日 21:30CAD貿易収支 5月-3.7億カナダドル-5.0億カナダドル
6日 21:30CAD住宅建設許可件数[前月比] 5月-0.2%1.0%
6日 21:15USDADP雇用統計[前月比] 6月25.3万人18.5万人
6日 20:30EUR欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨--
6日 20:30USDチャレンジャー人員削減数[前年比] 6月9.7%-
6日 20:00USDMBA住宅ローン申請指数[前週比]-6.2%-
6日 16:15CHF消費者物価指数(CPI)[前月比] 6月0.2%0.0%
6日 15:00DEM製造業新規受注[前月比] 5月-2.1%1.9%
6日 10:30AUD貿易収支 5月5.55億豪ドル10.00億豪ドル
6日 08:50JPY対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分-263億円-
6日 08:50JPY対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分3218億円-

北朝鮮による地政学リスクを背景に上値の重い展開になっています。一方で、直近の安値圏では押し目買い需要が強く底堅くもなっています。昨日、北朝鮮に対してロシアと中国が問題対応に協力していくと発表されましたが具体的な内容はなく、短期的に北朝鮮問題は意識されそうです。本日はECB理事会議事要旨公表、ADP全国雇用者数、新規失業保険申請件数、ISM非製造業景況指数と複数のイベントが控えています。特にADP全国雇用者数は前回ポジティブサプライズでドル買い円安の流れになっただけに注目したいです。

2017年7月 5日の経済指標とトレードポイント

FX - 本日の経済指標
  
日時 関連通貨 タイトル 前回 予測
6日 03:00USD米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨--
5日 23:00USD製造業新規受注[前月比] 5月-0.2%-0.5%
5日 18:00EUR小売売上高[前年同月比] 5月2.5%2.3%
5日 18:00EUR小売売上高[前月比] 5月0.1%0.4%
5日 17:30GBPサービス部門購買担当者景気指数(PMI) 6月53.853.5
5日 17:00EURサービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 6月54.754.7
5日 16:55DEMサービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 6月53.753.7
5日 16:50FRFサービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 6月55.355.3

北朝鮮は今年に入り中距離弾道ミサイルの発射実験を繰り返していましたが、ICBM(大陸間弾道ミサイル)発射は米国が強く抗議していた「核実験」と「ICBM発射」であり、今後の展開次第では軍事衝突も起こりえるかもしれません。米国の経済成長を背景に上昇トレンドが継続するとみていましたが、一旦考えをフラットに戻しリスクに対して備えておきたい展開です。

2017年7月 4日の経済指標とトレードポイント

FX - 本日の経済指標
    
日時 関連通貨 タイトル 前回 予測
4日 18:00EUR卸売物価指数(PPI)[前年同月比] 5月4.3%3.5%
4日 18:00EUR卸売物価指数(PPI)[前月比] 5月0.0%-0.2%
4日 17:30GBP建設業購買担当者景気指数(PMI) 6月56.055.0
4日 13:30AUD豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表1.50%1.50%
4日 10:30AUD小売売上高[前月比] 5月1.0%0.2%
4日 08:50JPYマネタリーベース[前年同月比] 6月19.4%19.2%

昨日の強い米ISM製造業景況指数は今週のドルの下支えになりそうです。週末に米雇用統計が控えており、今回の結果は雇用への影響を見極めたいとして強く意識されるとみてます。また、ここにきてNYダウも史上最高値を更新しており、米国の好調な景気がドルを牽引します。テクニカル面では日足のボリンジャーバンドのバンドが拡大しバンドウォークが形成されています。米雇用統計の結果次第では、大きな上昇トレンドが発生する可能性が高くドルの試金石になりそうです。


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