ロシアゲート問題の進展は

 今週のドル円は一時110円台まで急落。週明けは北朝鮮の弾道ミサイルの発射を受けて、リスク回避の売りが先行し112.90円付近まで下落しました。その後、トランプ大統領がロシアゲート問題を背景に売りが強まると、425日以来となる110円台の110.236円まで大幅に急落しました。週末には反動から111.70円付近まで戻すなか、NYクローズ間際に米ワシントンポスト紙が「ロシア捜査、トランプ氏に近い現政権の人物が浮上」とロシア疑惑が再燃したことで111.232円まで反落し取引を終えました。


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[image: みんなのFX 日足チャート 200日移動平均線]


 来週のドル円はロシアゲート問題の行方次第となりそうです。ロシアゲート問題を受けてNYダウは21,000ドル台から一時20,550ドルまで下落するなど、リスク回避の様相を呈しています。 米ワシントンポストが報じた内容の真偽も今後明らかになってくると考えられますが、来週も報道の内容で一喜一憂する展開になるとみてます。また、その場合はリスクオンオフの切り替わりが速いため、ポジションを取った場合はストップを浅めにしておきたいです。

 テクニカル面では109.70円付近にある200日移動平均線がサポートになるとみられますが、ここを下抜けた場合は年初来安値の108.132円となります。


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[image: REUTERS トランプ氏、ロシアゲートの疑惑を払拭できるか】



2017年5月19日の経済指標とトレードポイント

FX - 本日の経済指標
  
日時 関連通貨 タイトル 前回 予測
19日 23:00EUR消費者信頼感(速報値) 5月-3.6-3.0
19日 21:30CAD消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 4月1.6%1.7%
19日 21:30CAD消費者物価指数(CPI)[前月比] 4月0.2%0.5%
19日 21:30CAD小売売上高(除自動車)[前月比] 3月-0.1%0.2%
19日 21:30CAD小売売上高[前月比] 3月-0.6%0.3%
19日 17:00EUR経常収支 3月379億ユーロ-
19日 15:00DEM生産者物価指数(PPI)[前月比] 4月0.0%0.2%

冴えない米経済指標が続いたことに加え、トランプ大統領の連邦捜査局(FBI)長官解任に関連して、政権とロシアの結託疑惑が報じられた影響を受けドルは売られる展開となっておりましたが、昨日のドル円は、トランプ疑惑が一端和らいたことに加え、米新規失業保険申請件数が労働市場の強さを示す内容となったことを受け、反発しました。市場では6月の利上げ観測の可能性が高まっていることを考えると、いずれドル買いの展開に変わるのではないでしょうか。ただ、トランプ大統領を巡る疑惑は、コミー長官解任に反発したFBIが、情報リークという形でトランプ大統領に反撃を加えたとみられる図式となっているだけに、追加情報が出てくる可能性があり、この問題は未だ尾を引きそうです。以上のことから、本日のドル円は、週末要因も絡み、上値も下値も限定的な展開が予想されるため、短期的な逆張りで利益確保を狙い取引に臨みたいです。

2017年5月18日の経済指標とトレードポイント

FX - 本日の経済指標
  
日時 関連通貨 タイトル 前回 予測
19日 02:00EURドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言--
18日 23:00USD景気先行指標総合指数[前月比] 4月0.4%0.4%
18日 21:30USDフィラデルフィア連銀製造業景気指数 5月22.018.5
18日 21:30USD新規失業保険申請件数 前週分23.6万件24.0万件
18日 21:30CAD対カナダ証券投資額 3月388.4億カナダドル-
18日 20:30EUR欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨--
18日 17:30GBP小売売上高指数[前月比] 4月-1.8%1.1%
18日 10:30AUD失業率 4月5.9%5.9%
18日 10:30AUD新規雇用者数 4月6.09万人0.50万人
18日 08:50JPY対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分2415億円-
18日 08:50JPY対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分4261億円-
18日 08:50JPY四半期実質国内総生産(GDP、速報値)[年率換算] 1-3月期1.2%1.7%
18日 08:50JPY四半期実質国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 1-3月期0.3%0.5%

昨日のドル円は、トランプ大統領のロシアへの機密情報漏えい問題に加え、コミー前FBI長官にフリン前大統領補佐官の捜査を中止するよう要請していたとの報道を受け、ドルは大きく売られる展開となりました。トランプ大統領への不信感が高まっているため、トランプ大統領が、ロシアへの機密情報漏えい問題及びコミ―前FBI長官絡みの問題を払拭することが出来なければ、ドル売りの地合いは継続しそうです。また、米経済指標の弱い内容が続くと、FRBの利上げ観測の後退懸念が再燃してドルの一段安に拍車を掛けると思います。以上のことから、本日のドル円は、上値の重い展開が予想されるため、戻り売りを狙い、政府要人発言に注意をして取引に臨みたいです。

2017年5月17日の経済指標とトレードポイント

FX - 本日の経済指標
   
日時 関連通貨 タイトル 前回 予測
17日 21:30CAD製造業出荷[前月比] 3月-0.0020.013
17日 20:00ZAR小売売上高[前年同月比] 3月-0.017-0.01
17日 20:00USDMBA住宅ローン申請指数[前週比]0.024-
17日 18:00EUR消費者物価指数(HICP、改定値)[前年同月比] 4月0.0190.019
17日 18:00EUR建設支出[前年同月比] 3月0.071-
17日 18:00EUR建設支出[前月比] 3月0.069-
17日 17:30GBP失業率(ILO方式) 3月0.0470.047
17日 17:30GBP失業率 4月0.022-
17日 17:30GBP失業保険申請件数 4月2.55万件-
17日 13:30JPY鉱工業生産・確報値[前月比] 3月-0.021-
17日 08:50JPY機械受注[前月比] 3月0.0150.025
17日 07:45NZD四半期卸売物価指数(PPI)[前期比] 1-3月期0.015-

昨日のドル円は、弱い米経済指標の結果やトランプ米大統領がロシアに外交機密を漏らしたと伝えられ今後の政策運営への懸念が広がりドルは売られました。トランプ氏のロシアへの機密情報漏えいについて、上院情報委員会はホワイトハウスに対し、一段の詳細を明らかにするよう要請したと同委員会の報道官が明らかにしました。この問題に対し議会や国民が納得の行く説明が無い場合、トランプ政権は成長テコ入れ策を実現できないのではないかとの不安が一気に高まり、ドルの大幅下落を招く懸念があります。また、低調な米経済指標を受け、6月の利上げ期待への不透明感も出てきているため、ドルを買います材料が見受けられません。以上のことから、本日のドル円は、一段安を視野に入れ、113円台半前後では戻り売りを狙い取引に臨みたいです。

2017年5月16日の経済指標とトレードポイント


FX - 本日の経済指標
 
日時 関連通貨 タイトル 前回 予測
16日 22:15USD設備稼働率 4月0.7610.763
16日 22:15USD鉱工業生産[前月比] 4月0.0050.004
16日 21:30USD建設許可件数[前月比] 4月3.6%(4.2%)0.002
16日 21:30USD建設許可件数[年率換算件数] 4月126.0万件(126.7万件)127.0万件
16日 21:30USD住宅着工件数[前月比] 4月-0.0680.037
16日 21:30USD住宅着工件数[年率換算件数] 4月121.5万件126.0万件
16日 18:00EUR四半期域内総生産(GDP、改定値)[前年同期比] 1-3月期0.0170.017
16日 18:00EUR四半期域内総生産(GDP、改定値)[前期比] 1-3月期0.0050.005
16日 18:00EURZEW景況感調査 5月26.3-
16日 18:00DEMZEW景況感調査(期待指数) 5月19.522
16日 18:00EUR貿易収支 3月178億ユーロ258億ユーロ
16日 17:30GBP卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)[前年同月比] 4月0.0250.025
16日 17:30GBP小売物価指数(RPI)[前年同月比] 4月0.0310.034
16日 17:30GBP小売物価指数(RPI)[前月比] 4月0.0030.004
16日 17:30GBP消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 4月0.0230.026
16日 17:30GBP消費者物価指数(CPI)[前月比] 4月0.0040.004
16日 15:45FRF消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比] 4月0.0010.001
16日 13:30JPY第三次産業活動指数[前月比] 3月0.0020.001
16日 10:30AUD豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表--

米国の経済指標に弱気の内容が目立つようになってきています。今後米経済指標の結果が市場予想よりも芳しくない結果となれば、米国経済の景気回復ペースの鈍化やインフレの伸び悩みが再燃する懸念があります。また、トランプ大統領によるFBI長官の解任を受け、政治リスクの高まりが不安視されるなか、本日予定されている米上院情報委員会の非公開公聴会でのコミー前FBI長官の証言などで、米議会での税制改革案などの審議が停滞する警戒感も出てきております。そのため、本日のドル円はドル売りのスタンスで臨み、米経済指標の結果やコミ―前FBI長官の発言内容を見極めて対応したいです。

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