トランプ米政権の動向を注視

 ドル円は112円台まで反発するも終盤に失速。週明けはトランプ政権がオバマケア代替案の採決を断念したことを受けて、110.112円まで下落しました。ただ、米長期金利が上昇すると日米金利差拡大を意識したドル買い円売りから111円台まで回復。また、3月期末決算に絡んだ本邦実需筋の買いのほか米GDP確定値が予想を上回ったことで買いが強まると112.196円まで上昇しました。しかし、ダドリー米NY連銀総裁が「利上げを焦っていない」と発言すると一転して売りが優勢となり111.243円まで失速し111.354円で取引を終えました。


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[image: みんなのFX 日足チャート 一目均衡表、移動平均線(75, 90)]


 トランプ米政権の先行き不透明感がリスクオフに反応しやすいほか、北朝鮮の不穏な動きに対して軍事力を行使するのではないかとの警戒感も高まっており、様々な情報が交錯する中、潜在的なリスクは相当程度に高いとみています。また、トランプ米大統領は貿易不均衡是正についても「中国との協議では深刻な問題に取り組む」と発言しており、日を追うごとに圧力を強めていくのではないかと思われます。ただ、たびたびトランプ米大統領の発言によってマーケットの流れが変わることがあるため、上昇局面では戻り売りを試しつつも突発的な動きに注意してマーケットに臨みたいです。


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                [image: REUTER トランプ米大統領 大統領で貿易赤字の要因調査へ ]













2017年3月31日の経済指標とトレードポイント

FX - 本日の経済指標
  
日時 関連通貨 タイトル 前回 予測
31日 23:00USDミシガン大学消費者態度指数・確報値 3月97.697.6
31日 22:45USDシカゴ購買部協会景気指数 3月57.456.9
31日 21:30USD個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)[前月比] 2月0.3%0.2%
31日 21:30USD個人所得[前月比] 2月0.4%0.4%
31日 21:30USD個人消費支出(PCE)[前月比] 2月0.2%0.2%
31日 21:30CAD月次国内総生産(GDP)[前月比] 1月0.3%0.3%
31日 21:00ZAR貿易収支 2月-108億ランド16億ランド
31日 19:00JPY外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)--
31日 18:00EUR消費者物価指数(HICP、速報値)[前年同月比] 3月2.0%1.8%
31日 17:30GBP四半期経常収支 10-12月期-255億ポンド-160億ポンド
31日 17:30GBP四半期国内総生産(GDP、確定値)[前年同期比] 10-12月期2.0%2.0%
31日 17:30GBP四半期国内総生産(GDP、確定値)[前期比] 10-12月期0.7%0.7%
31日 16:55DEM失業率 3月5.9%5.9%
31日 16:55DEM失業者数[前月比] 3月-1.4万人(-1.5万人)-1.0万人
31日 15:45FRF消費支出[前月比] 2月0.6%0.1%
31日 15:45FRF卸売物価指数(PPI)[前月比] 2月0.7%-
31日 15:45FRF消費者物価指数(CPI、速報値)[前月比] 3月0.1%0.7%
31日 15:00GBPネーションワイド住宅価格[前月比] 3月0.6%0.3%
31日 15:00DEM小売売上高指数[前年同月比] 2月2.3%0.4%
31日 15:00DEM小売売上高指数[前月比] 2月-0.8%(-1.0%)0.7%
31日 14:00JPY新設住宅着工戸数[前年同月比] 2月12.8%-1.4%
31日 09:00NZDNBNZ企業信頼感 3月16.6-
31日 08:50JPY鉱工業生産・速報値[前月比] 2月-0.4%1.2%
31日 08:30JPY東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)[前年同月比] 3月-0.3%-0.2%
31日 08:30JPY全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)[前年同月比] 2月0.1%0.2%
31日 08:30JPY全国消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 2月0.4%0.2%
31日 08:30JPY有効求人倍率 2月1.431.44
31日 08:30JPY失業率 2月3.0%3.0%
31日 08:30JPY全世帯家計調査・消費支出[前年同月比] 2月-1.2%-1.7%
31日 08:01GBPGFK消費者信頼感調査 3月-6-7
31日 06:45NZD住宅建設許可件数[前月比] 2月0.8%(2.1%)-

昨日のドル円は、「トランプ米大統領は為替操作国へのペナルティを模索している」と報じされると、一時的にドル円は売られました。本日のドル円は、週末要因ということもあり積極的な値動きは見られないと思われますが、政府要人発言や米株式市場、債券市場の動向に注意してポジション調整を徹底したいです。

2017年3月30日の経済指標とトレードポイント

FX - 本日の経済指標
  
日時 関連通貨 タイトル 前回 予測
30日 21:30USD新規失業保険申請件数 前週分26.1万件24.7万件
30日 21:30USD四半期実質国内総生産(GDP、確定値)[前期比年率] 10-12月期1.9%2.0%
30日 21:30CAD原料価格指数[前月比] 2月1.7%0.9%
30日 21:30CAD鉱工業製品価格[前月比] 2月0.4%0.4%
30日 21:00DEM消費者物価指数(CPI、速報値)[前月比] 3月0.6%0.4%
30日 18:30ZAR卸売物価指数(PPI)[前年同月比] 2月5.9%5.6%
30日 18:30ZAR卸売物価指数(PPI)[前月比] 2月0.4%0.5%
30日 18:00EUR消費者信頼感(確定値) 3月-5.0-5.0
30日 16:00CHFKOF景気先行指数 3月107.2105.8
30日 15:00ZARマネーサプライM3[前年同月比] 2月7.91%7.90%
30日 08:50JPY対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分-5804億円-
30日 08:50JPY対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分1494億円-

昨日のドル円は、ローゼングレン米ボストン連銀総裁(今年の米連邦公開市場委員会で投票権を持っていない)が、「今年4回の利上げは緩やかな軌道と整合する」「FOMCは正常化加速を検討すべき」などと述べたことが支えとなり、ドルは買われました。また、ローゼングレン米ボストン連銀総裁は、トランプ米政権が導入を検討している財政政策については見通しを不透明にしている要因の一つとし、「議会が実際にどのような政策を可決するかを見届ける必要がある」とも述べております。まずは、トランプ大統領が具体案を提示するまでは、ドルは積極的に買われる状況下にはないと思われます。本日のドル円は、111円台を挟んだ値動きを予想し、昨日同様短期的な逆張りで臨みたいです。ただ、トランプ大統領が議会の承認を必要としない通商政策に関する発言や、政府要人の利上げに関するハト派的な発言に対しては、市場はドル買いで反応するため注意したいです。

2017年3月29日の経済指標とトレードポイント

FX - 本日の経済指標
  
日時 関連通貨 タイトル 前回 予測
29日 23:00USD住宅販売保留指数[前月比] 2月-2.8%2.5%
29日 20:00USDMBA住宅ローン申請指数[前週比]-2.7%-
29日 17:30GBPマネーサプライM4[前年同月比] 2月7.0%-
29日 17:30GBPマネーサプライM4[前月比] 2月0.9%-
29日 17:30GBP消費者信用残高 2月14億ポンド13億ポンド
29日 15:45FRF消費者信頼感指数 3月100100
29日 15:00DEM輸入物価指数[前年同月比] 2月6.0%7.0%
29日 15:00DEM輸入物価指数[前月比] 2月0.9%0.4%
29日 08:50JPY百貨店・スーパー販売額(既存店)[前年同月比] 2月-1.1%-1.8%
29日 08:50JPY小売業販売額[前年同月比] 2月1.0%0.7%

ドル円は、「米医療保険制度改革(オバマケア)代替法案が撤回されたことを受けて大きく下落していましたが、昨日のドル円はFRBメンバーによる利上げに関する発言や米長期金利の上昇に伴い少し持ち直す値動きとなりました。市場では、トランプ大統領が掲げる減税やインフラ支出の法案に関する議会の審議が難航すると見込まれているため、ドルを積極的に買い進める状況下ではないと思われます。本日のドル円は、111円を挟んだ値動きを予想し、短期的な逆張りで取引に臨みたいです。


2017年3月28日の経済指標とトレードポイント

FX - 本日の経済指標

日時 関連通貨 タイトル 前回 予測
29日 01:50USDイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、発言--
28日 23:00USDリッチモンド連銀製造業指数 3月1715
28日 23:00USD消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 3月114.8114.0
28日 22:00USDケース・シラー米住宅価格指数[前年同月比] 1月5.6%5.6%
28日 22:00USDケース・シラー米住宅価格指数 1月192.61-

先週末金曜日にヘルスケア法案(オバマケア代替案)を撤回したことで、トランプ米政権に対する先行き不透明感が一気に高まっています。これを受けトランプ大統領は税制改革を速やかに進める意向ですが、どこまで大胆な政策を打ち出せるのかは結果を見るまで分かりません。スパイサー米大統領報道官は税制改革の目標期日を8月とみており、具体案が出されるまでにはまだ時間が掛かりそうです。このような状況下では、リスク回避の円買い・ドル売りが予想されるため、本日のドル円は、110円台後半では戻り売りを狙い取引に臨みたいです。


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