米議会による税制改革に注目

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 今週のドル円はレンジ内取引が継続。週明けは米議会による税制改革期待を背景に買いが入り一時114.725円まで上昇しました。もっとも、8日には税制改革案の法人税減税が先送りされるのではとの懸念から113.40円付近まで反落しました。その後、米上院が法人税減税の実施を2019年に先送りするとの内容が伝わり税制改革期待の剥落から一時113.094円まで下押し。週末はおもだったイベントが通過したことから、手掛かり不足から113円半ばで揉み合い113.498円で取引を終えました。


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[みんなのFX ドル円日足チャート 一目均衡表]

 

 来週のドル円は米議会による税制改革案の行方に注目したい。米上院では2019年に法人税の減税を実施する案を公表しましたが、先に発表した下院案では18年の実施と互いに見解が相違しています。トランプ米大統領は23日の感謝祭までに可決することを望んでおり、これから上院下院での調整に入ります。ただ、一般に民意を代表する下院の議決を重んじられるという議会慣行があるため、18年の実施に決まればドルが大きく買われドル円は115円を超えるシナリオになます。一方で、上院の税制改革案が通ると失望から下値試しの展開になると考えられます。