本日の経済指標とトレードポイント

FX - 本日の経済指標

日付 関連通貨 タイトル 前回 予測
28日 02:30 GBP カーニー英中銀(BOE)総裁、発言
28日 02:30 USD イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
28日 02:30 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
27日 17:00 EUR マネーサプライM3[前年同月比] 5月 4.60% 4.80%
27日 07:45 NZD 貿易収支 5月 2.92億NZドル(3.26億NZドル) 1.82億NZドル

英国民投票の結果が「EU離脱」となったことから、昨日は全市場で大荒れの1日となりました。安全通貨である円は大きく買われ、ドル円においては2013年11月以来の安値を記録しました。今週は、この結果を受けて各中央銀行で対応に追われる形となり、本日のNYタイムには同じ時間帯に各中央銀行の要人の発言を控え、内容を材料に値動きを模索する流れになりそうです。また円相場は大きく円高が進んでいることから、日銀の介入を期待し円売り傾向になることを想定し基本的にはドル買いスタンスで取引に臨みたいところです。

英国の歴史的選択

日本時間23日午後3時から開始された、英国のEU離脱是非を問う国民投票は同日午後10時から開票を開始し、翌日24日午後3時に公式に英国のEU離脱を発表しました。

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[出典: Bloomberg - 国民投票の結果:離脱は59.1%(17,410,742)、残留は48.1%(16,141,241)]


投票直前の世論調査では残留が52%と、離脱を僅かに上回っていたものの、24日午後0時の時点で382の投票エリア中319エリアの開票が終わると、離脱予想が52%と残留を4ポイント上まわり、英国ITV及びBBCが"英国は離脱に投票"と報道するとポンドドルは2009年のサポートラインであった1.3498ドルをブレイクし、1985年以来の安値である1.3224ドルまで下落しました。FTSE100は、英国主要金融機関の株価が急落する中、一時前日比8.7%下落し時価総額で1,000億ポンドの評価損失となりました。


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[出典: Reuters - GBPUSD月足チャート]

英国離脱に向けた今後の流れ

英国がEU離脱を表明した事で、今後英政府はEUと離脱に向けた長期(*)に渡る協議を行う事となります。キャメロン首相は辞意を表明し、今秋には新保守党党首及び英首相が任命される事となります。残留票が大半を占めたスコットランド及び北アイルランドでは、「意に反するEU離脱」として、英国からの独立を問う国民投票を求める声も上がっています。イングランド中央銀行は市場における流動性の供給量を監視し、必要があれば躊躇なく介入を行うとしています。また日本、スイス及びデンマークの中央銀行は、自国通貨の上昇を食い止める為に、更なる市場介入を行う可能性があります。実際の英国EU離脱までにはしばらく時間が掛る事、市場が日銀の介入を期待する事から、来週からは円安方向に動くのではないかと思います。

 

*(離脱の手続きはEU基本条約50条に基づき行われます。この条文は離脱手続きを困難なものとする事で離脱を抑止する目的があり、実際にグリーンランドがEUから離脱した際にも4年の歳月を要しました。)


本日の経済指標とトレードポイント

FX - 本日の経済指標

日時 関連通貨 タイトル 前回 予測
24日 23:00 USD ミシガン大学消費者態度指数・確報値 6月 94.3 94.1
24日 21:30 USD 耐久財受注・輸送用機器除く[前月比] 5月 0.50% 0.10%
24日 21:30 USD 耐久財受注[前月比] 5月 3.40% -0.50%
24日 17:00 DEM IFO企業景況感指数 6月 107.7 107.4
24日 15:45 FRF 国内総生産(GDP、確定値)[前期比] 1-3月期 0.60% 0.60%
24日 08:50 JPY 企業向けサービス価格指数[前年同月比] 5月 0.20% 0.10%

昨日のドル円は、英国民投票の動向をにらみ値動きの荒い相場となりました。本日の日本時間午前6時には開票が始まり、東京タイムの日本時間午後1時頃にはほとんどの開票結果が報道される見込みとなっています。リスク選好の動きが優勢となっていることから、離脱支持の票が多かった場合にはリスクオフで対ポンドで急落する可能性も視野に入ってきます。いずれの結果となったとしても大きく相場が動くことが想定されますので、昨日に引き続きポジションメイクの際は順張りを意識しつつ、損切りラインはしっかり決めて取引に臨みたいところです。

本日の経済指標とトレードポイント

FX - 本日の経済指標

日時 関連通貨 タイトル 前回 予測
23日 23:00 USD 景気先行指標総合指数[前月比] 5月 0.60% 0.10%
23日 23:00 USD 新築住宅販売件数[前月比] 5月 16.60% -9.50%
23日 23:00 USD 新築住宅販売件数[年率換算件数] 5月 61.9万件 56.0万件
23日 21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分 27.7万件 27.0万件
23日 17:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月 53.3 53.2
23日 17:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月 51.5 51.4
23日 16:30 DEM サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月 55.2 55
23日 16:30 DEM 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月 52.1 52
23日 16:00 FRF サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月 51.6 51.6
23日 16:00 FRF 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月 48.4 48.7
23日 15:45 FRF 企業景況感指数 6月 102 103
23日 14:00 JPY 景気一致指数(CI)・改定値 4月 112.2 -
23日 14:00 JPY 景気先行指数(CI)・改定値 4月 100.5 -
23日 14:00 SGD 消費者物価指数(CPI)[前年比] 5月 -0.50% -0.80%
23日 08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分 1283億円 -
23日 08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分 8678億円 -

昨日のドル円は、英国民投票が近づいていることや特段の材料もないことから様子見ムードの展開となり、104円台のレンジでの推移となりました。そして、本日には市場の注目が集まっているEU離脱の是非を問う英国民投票が実施されます。昨日の最新の世論調査では、離脱支持が1ポイントリードという展開となっており、実際の結果はほとんど予測できない状況となっております。また、英マスコミ各社は出口調査を予定していないことから思惑が交錯し、投票開始時刻である日本時間23日15時からは相場が大きく動くことが想定されます。ポジションメイクの際は順張りを意識しつつ、損切りラインはしっかり決めて取引に臨みたいところです。

本日の経済指標とトレードポイント

FX - 本日の経済指標

日時 関連通貨 タイトル 前回 予測
22日 23:00 USD イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 - -
22日 23:00 USD 中古住宅販売件数[前月比] 5月 1.70% 1.80%
22日 23:00 USD 中古住宅販売件数[年率換算件数] 5月 545万件 555万件
22日 23:00 EUR 消費者信頼感(速報値) 6月 -7 -7
22日 22:00 USD 住宅価格指数[前月比] 4月 0.70% 0.60%
22日 21:30 CAD 小売売上高(除自動車)[前月比] 4月 -0.30% 0.70%
22日 21:30 CAD 小売売上高[前月比] 4月 -1.00% 0.80%
22日 20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比] -2.40% -
22日 17:00 ZAR 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 5月 6.20% 6.40%
22日 17:00 ZAR 消費者物価指数(CPI)[前月比] 5月 0.80% 0.40%

昨日のドル円は、英国民投票を控え各中央銀行の要人発言を注視する一日となりました。英国のEU離脱(Brexit)懸念の準備として、日銀がドル資金の供給を決定したことや、ECBが「英国民投票後のあらゆる緊急事態に対応する用意が整っている」と発言したことで、市場の不安感が後退し堅調に推移しています。本日もイエレンFRB議長の発言がありますが、高値を追うには材料難と考えられることからもみあいになることが想定されます。引き続き、英国民投票に向けたポジション管理をしつつ、逆張りスタンスで取引に臨みたいところです。

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