FXレポート

オバマケア代替法案採決中止を受けドル買い優勢へ!

2017年3月27日 07:41

先週金曜日のドル円は、110.936円で取引を開始した後、東京市場において、米下院共和党の指導者が「24日午後にヘルスケア法案を採決する方針である」と発表すると、市場では決議の目処が立ったとの思惑が広がり、投資家のリスク回避姿勢が後退して日通し高値となる111.47円近辺まで上昇しました。欧米市場では、ナイト・セッションの日経平均先物が下落したことや、時間外の米10年債利回りが低下に転じたことも嫌気されドル円は一時111.00円を割り込みました。ムニューシン米財務長官が「ドル高は米経済への信頼を反映」と述べたほか、ブラード米セントルイス連銀総裁が「FRBはバランスシート縮小に向けてよい位置にある」と語るとドル円は111.28円付近まで持ち直しましたが、戻りは限定的となりました。その後、米共和党指導部が「オバマケア代替法案可決に十分な票を得たと確信できない」との見解を示したと伝わるとドル売りが強まり、日通し安値となる110.62円近辺まで下落しました。引けに掛けて、米下院共和党がオバマケア代替法案を巡る採決を中止すると、NYダウが急速に下げ幅を縮小したため再び円売り・ドル買いが優勢となり、前日比では0.276円高い111.234円で取引を終えました。

≪2017年03月24日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」    売り22% 買い73%
ユーロ・円  :「ベア」       売り57% 買い43%
英ポンド・円 :「ブル」    売り32%  買い68%
豪ドル・円  :「ブル」      売り12%  買い88%
NZドル・円   :「ブル」      売り17% 買い83%
ユーロ・ドル :「ベア」    売り75% 買い25%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 企業向けサービス価格指数[前年同月比] 2月
17:00 EUR マネーサプライM3[前年同月比] 2月
17:00 DEM IFO企業景況感指数 3月


- 今日のトレードポイント -
当初、オバマケア代替案の否決は大規模な税制改革やインフラ投資計画が先延ばしになるとの見方からリスクオフの地合いになっていました。ただ、採決が中止されたことで逆にトランプ米大統領から税制改革について取り組んでいくとの流れとなり、一気に反転する可能性が高まりました。懸念材料としては、トランプ政権が貿易不均衡是正の強化について具体的な政策を打ち出してきた場合になりますが、議会との対立している状況で日中の反発を受けるのはトランプ政権のリスクが高く性急に進める内容ではないためリスクの程度は低いとみています。

[今日の予想レンジ]
ドル・円            110.50-112.00
ユーロ・円        118.80-121.30
ポンド・円        136.00-142.50

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